2011年10月11日

錯綜するキオク☆絵画☆音☆鉱山



ヂツハ。
彼のお話を聞きながら
トンネル内の車輌を見ているうちに…

私の灰色の脳みその中にて
ある絵画との「錯綜」が生じたんです。

熱く情熱的に語る彼は
「とうなる」の語り部。

…ルパン三世を老けさせたやうな。



◇◇◇

「資料館は…『絶対』見てください!」

意味が後に分かります。

かつての
在りし日の。
「東平」(とうなる)が

見えない「音」にて私を
「圧倒」いたします。

◇◇◇

「山を掘って鉱石を運び出す」。

錯綜したのわ

筑豊の炭鉱夫&画家。の
「山本作兵衛」。

かの翁の描いたエネルギッシュな絵。

どこかで見た、かの絵画。

炭坑の中は暑い。

だから、「裸」で働きます。
男も女も。

閉所恐怖症な私には

天井につかえるやうな狭い坑道の中で
ふんどし一丁でしゃにむに掘り進む彼らの姿が

一種の息苦しさを伴って。

しかしなぜだか濃い人間味をも携えて。

彼の絵には

その過酷な一日を終えた
「公衆浴場」の風景もあります。

男も女も、共に「戦った」仲間ですから
もう当然なる「混浴」なんですねぃ。

そこに、また「艶めかしさ」を感じました。
笑 笑

◇◇◇

さて。ルパン三世氏です。

第三発電所と火器庫を堪能してきた私。

舞い戻った駐車場にて、また教えを授かります。

今度は資料館で知識を得た上での話。

昭和10年まで「黒石駅」だったかの「麓」。

その後「端出場」となる駅に
掘り出した「銀」を送るトロッコ。

「ほら、あの鉄塔の45度。」

目を凝らします。

「あそこには、蒸気機関車が」。

(°□°;)
目を丸くしすぎて眼球が乾きます。

「服装は…みんな『白装束』やったん。」

『いつ死んでもいいように。』

白装束で銀を掘っていたんです。

「そやけど、そりではあまりに酷いから…」

襟だけは黒。

命を懸けた仕事ですから…
麓のと比べて給料は

「1.5倍」なんね。

うんうんっそりゃそうだろねっ!
激しく頷きながらも…

「1.5倍」は少ない。
と計算する私。

「お尻には『藁』を巻いてたんっ!」

え?

「坑道が『潰れた』時には

腰に巻いている『藁』を食糧にする為でっ!」

(°□°;)

確かに見た。
「支柱」にする為の木材を運ぶトロッコ。



支柱は木なんです。

掘り進める度に鉱夫が立てていく木。

◇◇◇

とうなる。に
ある時代築かれた

命は水色のトロッコに託された

ある「街」。




「刹那」を生きる人々の生活。

笑い声が聞こえてきそうな
「私立住友小学校」。

厳寒を越えて楽しむ「娯樂場」。

冬季が厳しい為に、夏休みより冬休みが長かったんですね。

「あの電線を使い…
麓の端出場へ」

「生活物資はまたそこから。」

かご電車と、それに充電する車両と。

桜の咲く季節にわ

今わ空き地となっているスペースに

賑やかな「娯樂場」。

住友小学校にはその時

六百余名の学童が日々のカリキュラムをこなしていました。

東平(とうなる)へ

ようこそ。


  


Posted by 花椒 at 18:52Comments(2)お一人様ドライブ