2010年07月31日

空中都市☆坂出人工土地



(アタシは、明るい通りから

きゅうに暗い道にはいりました。)



(でんきゅうが、ぼんやりひかるそのちゅうしゃじょうは

とっても「ヒミツ」でいっぱいでした。)



その都市。

下層部と上層部が

「全く異なる顔」をもつ

空中都市につき。



「坂出人工土地」。



坂出サティのすぐ北に、
この不思議な空間は広がります。



(お店がりょうがわに並んだ道は、

なんだか「よじれて」いるみたいに見えたから

アタシはななめになって通りました。)


一階なのに地下の様相を呈する下層部には、

表通りに面したテナントと、
同じく並ぶ駐車場。

その合間を縫う通路にもまた
散髪屋、喫茶店、スナックや居酒屋がひしめき合い…

昼間はひっそりと息づいています。

「都市」の「地面より下」にある

小さな地下帝国。


(アタシは階段を見つけました。

上からは

とっても明るいおひさまの光がさしこんできます。)



下調べしたものの一部分が、ふっと頭に浮かびます。

「一見、
下層にテナントが入り

上層は集合住宅。という
既存の建物に見えるのだが

その実、上層部をなす住宅地と下の部分の間には

巨大なコンクリート基盤が造られ、

それがこの街の地面となっている。」

これをはっきり理解したのは、

コンクリートの階段を曲がりながら上がった瞬間、

目の前に

「住宅群と、その横に
普通に置いてある車」が
突然現れた時です。

「街路」の理念に基づいている。といいます。

街路とは、

人と人とが触れ合い、共存する
あったかい下町ってこと。

なるほど、昔の下町みたいに
家と家がくっついてたり

じぐざぐ、というか不規則に配置された低層集合住宅の玄関先や庭には
(空中の庭園!)

色とりどりの夏の花が、



こぼれんばかりに咲き乱れ、実を垂らしています。

一戸建ての玄関は網戸から、いい風が通り抜けるのでしょう。


(アタシはさいしょ、

だれも人がいないのかなとおもって、ちょっとこわくなりました。

でも、すぐに聞こえてきました。

まどからテレビのおと。

空にあるのに木がはえていて、その木からは
セミがみんみんとないてて

おねえさんが、ざぶとんをほしていました。)


竣工 1968年。

当時密集していた木造瓦葺きの家々の代わりに

真っ白なコンクリート基盤を持つ、

前衛的なこの都市が生まれました。

坂出市民ホールもこの都市の一部、というか
溶け合っている一部分というか

ピンク色の階段を上ってみると



無人の屋上。

屋上だけど、そこからまた住宅の「町」に続き…

そこからはまた白い階段が。



不思議なここの「空」には

サクロの木が風に揺れ
その青い実は

また下からも眺められるのです。



(さいごにアタシは、

また暗い一かいにおりてみました。

えいえんに青と赤がまわる
とこやさんでは、だれかのせなかが見えました。)



(ちゅうしゃじょうでは

てんじょうのあなから、

おひさまの光が

水たまりみたいな白いざぶとんを作っていました。)


  


Posted by 花椒 at 18:19Comments(6)

2010年07月31日

漂流中



漂流中。

人工の不思議。。

笑  


Posted by 花椒 at 13:23Comments(6)

2010年07月30日

ハダカノオウサマ弁当



このスペース。

一見すると
「何もない」空白。

に見えますが

本当は…


「愛」と「勇気」で

ぎうぎう詰め。


見えないアナタは…



ふ。


ま、単に運んどる時カタヨッテ固まったダケね。


弁当作りの

強力な助っ人

「冷食オムライス」。



郊外勤務地なるも

野菜なし。
  


Posted by 花椒 at 12:28Comments(6)

2010年07月29日

満月病



この2ヶ月で

3人に「手痛い指摘」を受けました。



「花椒さん。。

顔、むくんでない?」

・・・・・

そういえば。

以前の「お姫様」のやうな

可憐なふぇいすが。
(はいそこ。下唇、軽く噛む。ふぇ~いす、ね。)

3.5倍ぐらいに膨れあがり、

朝の通勤サラリーマン等に

「あ。バス停や。」

と間違われて並ばれることしきり。


・・・・・

「満月病」でしょうか。



(顔を振って涙を拭うも、

バス停顔が「扇」効果をモタラシ
涼風がそよぐ。)

最初にm爺。

彼は「むくむ」というワードを知らぬ為

「花椒さん、顔太ったの~。
ビールやめまい。」

次に、サーファー@同僚けんちゃん。

「花椒さん…」

真っ黒に日焼けした顔をかすかに傾げ

「顔…むくんでます?」

この辺りまでは
私。

余裕で笑うとりました。

笑止!

夏のもたらした「幻影」か。

「ぇえっ!? うそ~っ!」

身を可愛くよじり、
ほっぺを手で覆います。

(註:爺の時はパフォーマンスなし。)


そして今夜。

駅付近から帰った事務所にて

3人目。カツヤ君。

「お疲れ様です!

あ…花椒さん、顔むくんでません?」

(°□°;)
(°□°;)
(°□°;)

短い期間に「3回」も!

私…

顔を緊張させます。

そ、そんなに太った覚えもないが…っ

広い顔に蛍光灯の光が集まり…

蛾やコオロギやカブトムシが

ぴったりくっつきます。

あぁ嗚呼!

・・・

「しっこ、出とるか?」

凍りついた私に

のどかな質問の声が

「夏虫」の音楽にのって
発せられます。

あ?

風をたてながらバス停を翻すと

そこには

淡々と仕事をこなす

マスオが札を数えておりました。

お下品なワードにも気づかず

「あ。そういえば。」

目を宙に泳がせ
本日のトイレ回数を反芻する私。

「そやろっ。

元来、頻尿やのにの。」

うんそうそう、私頻尿やのにな。

・・・・・

てか、なぜにそこまで把握っ!?

ぷ。
と、カツヤ君が失笑します。

あ。

  


Posted by 花椒 at 22:00Comments(8)

2010年07月28日

天下分け目の戦いぢゃ



本日事務所。

「ぎっくり腰」と胃の為の薬を
とっしょりみたいに大量に飲む獣。

謎めいた深海魚の笑みを漂わせるマスオ。

ホンマのとっしょりのm爺。

オアシスのY嬢。

そして…カニ。

・・・・・

ようけおるの…

ひたすら仕事に励む私は…

夕方郊外から帰ってくる

ぎゅう。を待っていました。



あ。ぎゅうだ。

私、ぎゅうと遊びたくって
仕方がありません。

尻尾を振り振り

ヤツの事務処理が終わるのを待つ間に

元イケメンY@32も帰ってきて

ポパイの腕を持つ、休みのN君まで、
小さなジュニアを連れて訪れます。

途端に賑やかになる事務所。

イケメンに弱いぎゅうは

わずか2歳足らずのジュニアにも

ココロオドリ

つられて荒くれた「マタギ」の私まで

ジュニアが「つんつん」した我が掌を

愛おしみます。



そんな宵。

ぎゅうと私は

「うなぎ」の話をしておりました。

「花椒さん、
私、うなぎ食べましたよ!」

ふ。ブルータス。お前もか。

土用に「うなぎ」を食いっぱぐれた私は

目を泳がせます。

「こうなりゃ、わしは

池で捕る。」

「え。うなぎって、

ホントはどこで捕れるんやろかっ!」

「むぅ。恐らくため池かのっ」

無責任な答えを出し
わきゃわきゃ騒いでいる私達に。

「例によって」

話に「突然」割り込むカニ。

「む、昔は

川で

捕まえたよっ!」

あ?
一斉に顔を向ける私達。

「川でっ?」

そ、そうだよ。
とどもるカニの言葉にかぶさる

「僕も川で色んなものを捕まえたな!」

元イケメンの声。

52歳カニの言葉を受け、

32は勢いを得ます。

私とぎゅうは

顔を右と左にいったりきたり。

「うなぎ、捕まえたんですか?」

「も、もちろん!」

右に動くと

左のYは

「フナも捕まえたねっ!」

「蛇なんかね、尻尾を掴んで…」

カニも負けてはおりません。

「フナ、食べたんっ!?」

首の痛くなったぎゅうと私。

「食べません!」

「蛇なんてね…振り回して岩に…」

・・・

残酷やな…

ぎゅうと私はヒソカニ頷きます。
うんうん。

「天下分け目」の

男の戦場。



カニはもう、なにがなんだか分からなくなり

Yは余裕の笑みを浮かべます。

ここで獣が入ると、

ホンマの「肉食」戦が始まりますが

平和なことに…
ヤツは夜食の「金ちゃん」を食べに消えておりました。



「お、おとこはねぃ、

あ。男の子はねぃ

そんなもんなんだよねぃっ」

「マッチョ」を示したいカニ。

クールなY。


・・・・・

えと。

うなぎ。はどうなりましたかの?

ふ。

己の「戦闘能力」を誇示するヤツらですが…

私。

昨夜は

体長20センチの「ムカデ」を

「ぱさ」という
微細な音を

即座に「感知」し

ガムテと割り箸にて

「速やかに」処理いたしましたがの。

・・・・・

「真の」武者は…




  


Posted by 花椒 at 20:48Comments(8)

2010年07月27日

肉食系の笑み

こう暑いと、猟に出る気もしねぇだ。

だもんでわしは、

罠にかかっとるイノシシでもおるかな、

と山へ登っただよ。

この時期だから、
「はみ」が木の上から飛びついてくるかもしれねぇ。

が、大丈夫だ。

トンガ持っとるけ。

木の株に腰かけて
握り飯とかしわの揚げたもんを食った。

よろず屋のふーさんとこで分けてもろうた
「ふあみ吉」ちうやつがうまいんじゃ。

手元が狂うて握り飯が転がった。

どんどん転がって、穴ん中に落ちた。

いくら待っても行李を持った鼠は出てこん。

しびれを切らしたわしの前で

涙を流すイノシシが、罠にかかっとった。

さめざめと泣く。

「許してください。

放してくださったら…

次の満月の夜、

うなぎを持って参ります。」

・・・・・

「ほうかほうか。」

優しく笑って

そのイノシシを肩にかついで帰ったが。



わし、「肉食系」やけ。


  


Posted by 花椒 at 21:38Comments(10)

2010年07月27日

怠惰のムクイ



本日休日。

今月は
中国語あぁんどギター教室を
サボっております花椒です。

おかげで
テキストの紙は風化し、
変色し…

頁を繰るにも

保管している、空調が一定に保たれた地下室にて

白手袋とピンセット。を
要する有り様です。

1ヶ月で「また」学習の成果が灰燼と帰し…

「に、にいはお?」
から始めなければならぬ老師も大変です。

声調・ピンイン・文法等


「全く」記憶にございません。
(キッパリ)

そして



「ギター」。

ふ。

思い立ったら「すぐに」
爪弾けるように

リビングに裸で立てかけております故

「毎日」目に入ります美しいfenderが。

目には入るが

入る度に

つぃと目をそらし、

練習を怠っておる己と
金色の楽器に対する
ザイアクカンを

「感じなかった」フリをします。

弦と弦の間には

幾重にも蜘蛛の巣がわたされ、

溜まった埃は「断層」を顕し

刷毛で拭ったら

アンモナイトの化石が
見えました。



穴んぽこのトコロには

イタチの家族が暮らすギターを

静かに眠るギターを!

私が
起こして良いものでしょうか。

・・・・・

すんません。

自己弁護に固まる詭弁デシタ。

学習せい!

練習せい!

内なる宇宙から

叱り飛ばす声が脳裏に響きます。

あいあい。

「夢の中へ」。


蝉が

「知了(じーりゃお)
知了!(知っているのさ!)」

と叫ぶ交響楽団。

「ん。ホンマ?」

タオルを頭に巻いたカナリアが

おっかなびっくり

弦を弾きます。

ぼろ~ん
  


Posted by 花椒 at 14:20Comments(6)

2010年07月26日

うなぎ。にフラレル。

む。

どこやらから、
「お祭り」の香りがする。

香ばしい、「イカ焼き」だなこりは。

本日駅付近。

ふらふらふらと

夢遊病者の如く
駅広場を漂います。

たどり着いたのは

ミスド横。
「うなぎ蒲焼き」実演販売コーナー。でした。



己の嗅覚のレベルに

落胆いたします。

ふ。
それにしても「うなぎ」。

本日「土用の丑の日」

…食べたいが(笑)。

買うて帰ろかの…

と、仕事にかまけているうちに

いつの間にか

終わっていました。
(ふ)

私の虚無感をよそに

20時頃、獣が端末を取り替えにやってまいります。

きこきこきこ。

時計の歯車みたいに
「不自然」な動き。

きこきこきこ。

「俺、ぎっくり腰。」

見ている私も
思わずゼンマイ仕掛けになってしまいます。

…同情の

キモチはありますが

なんとて「うなぎ」。
笑 笑

「おっ疲れさん!」

ほったらかして
事務所に向かいます。

オモイツメすぎて

私のカラダは「うなぎ」です。

事務所に着いたらカニ。

処理を指示し、

途中で鳴る電話に出ようとするヤツを制し

「私が出ます!」
(君は私の指示した処理を済ませなさい。)

ヤツが出たら長帳場になる電話を

私が処理しつつ

片目で、「滞りなく」進んでいるかを

チェック。

(はよせい。)
(‐公‐`)

追いまくって事務処理を済ませ

光速にてマル○カ。

「うなぎはどこっ!?」



・・・・・

ないんね。

残ってないわ「アナゴ」さえ。

怒りにまかせ

唯一残っていた「いも天」を

火縄銃にて

蜂の巣にしましたわぃ。

シクシクシクシク

ま、お昼

「絶妙なる」お弁当をいただきましたけに。



チキン・トマト・チーズ重ね。

うどんの食べるラー油炒め。

ぎゅうのオクラおひたし。

ぎゅうの「ナス芥子漬け」。

海苔で巻いた卵焼き。


ナス芥子漬けは…

今年のお初。

嗚呼

うなぎ より

ナスの芥子漬けが



ンまいわっ!
  


Posted by 花椒 at 22:13Comments(8)

2010年07月25日

ダースベーダーと豆スープ

「喉の奥に、別の人がもう一人。」

そんな声なんです!

ベティ@29歳☆B型は

一生懸命
「実演」してくれました。

「がーがーがーっ」

「二重の声て…

ホーミーみたいな?」

私は素直に問います。

「ホーミー?なにそれ!」

…そやわな。

「モンゴルのやね…」

説明しかける私自身、

口の端に載せた時点で

「そんな優雅な音ではないかな…?」



発した言葉を悔います。

新人の「ダースベーダー」氏。


おっさんです。

◇◇◇

「ぶ!ホンマにそんな声なんっ!?」

彼女の物まねに

腰を折って爆笑シナガラモ

「そんなヤツおらんやろ~」

・・・・・

おりました。


ベティが、どんなに声を涸らしても
追いつかない

焦げてカラカラの…

「喉の奥にもう一人おる!」


不思議に

平坦に「きちゃない」声。
笑 笑

私。
昨日、初めて耳にした時

誰かが「ふざけて絞り出した」

ウケ狙いの「声」だと
認識しました。



なんちうん?

首を絞められた、
「断末魔」のガチョウ?

アルファベットでも
ピンインでも。

きっと梵字でも

表せない

「四つ足動物」の、

そりも

「苦しむ」声。



あぁ嗚呼。

聞いていて酸素を求める声。
と、でも言いましょうか。


郊外勤務地から夕方事務所に帰った時。

ベティは(密かに訓練を重ねた末にて)

「ばーばーばー」

また再現してくれます。

・・・・・

ねぇ。ダースベーダー氏。

思わぬ点で

ひょっとして「人気者」?

あー
あー
あー

私達には出せません。



昨夜見送った
「ふぅろまみぃのスープ」
です。





  


Posted by 花椒 at 20:28Comments(2)

2010年07月25日

どゆことよっ!

暑い郊外勤務地。

幽閉されているラプンツェルは

涼を求めて
地底王国につながる井戸の

青いハンドルを回しました。



グルルグルル…ぎぃ

ばぁぁん!

「どゆことよっ!」



途端に井戸から湧き出た大男が叫びます。

腰を抜かした彼女の前に立ちはだかる魔神…。

あ。

暑苦しくオチツキノナイ
同僚T氏ではないか。



辺りの温度はそれまでより、

3度は急上昇イタシマス。

「どゆことよ!」

ラプンツェルを小突きながら
再び叫びます。

・・・・・

彼は、いつも。
意味のない質問をしては…

「答えを最後まで聞きません。」

「どゆことよっ!」
が口癖です。


「な、な、な花椒さん!
いつも事務所のエアコン下げてるってホントっ?」

「え?なんで?社長怒っとった?」

「いや全然!
うちなんか27度設定やで。
花椒さんて暑がりなんっ!」

「うん。そ…」
(そうや。)

サエギリ

「前からっ?」

「う~ん…そうやなえと…む」
(昔から)

サエギリ

「なんでなんでなんでっ!」

「こうねん…」
(更年期やろか)

サエギリ

「どゆことよっ!

んじゃ!」

・・・・・

後には

暑苦しいヤマビコが残されたっきり。

どゆことよ

ことよ

ことよ
  
タグ :井戸猛暑


Posted by 花椒 at 16:17Comments(4)

2010年07月24日

ふぅろ豆☆モロッコインゲン



デゴイチの機関室にて

真っ赤に茹だった顔からは

絶え間なく、汗が流れ落ち

それを温泉宿のタオルで拭い

拭っては絞り

絞っては拭い

「真っ赤な石炭」の代わりに

「沖縄の豆」をシャベルで掬います。



「長フーロ」。138円。



む。

この、一見「ニンニクの芽」みたいな
「長い」ものはなんぞ?

肌質とお尻を観察するに…

どうも「インゲン」みたいである。

が…長い!

30センチはありますな。

「フーロ」。

買った後で(笑)
ウィキります。

ないっ!

色々ワードを替えたり、

クックバッドにても調べます。

・・・・・

ない。

でわ。
己の「目」を信じて

「豆として」強行。

最後に、頼りない単語を何個か入れて検索。
(つまり。己を信じていないと?ふ)


出ました。

「ふぅろまみぃ」。

沖縄の豆らしい。

ふぅろまみぃが訛って

「フーロ」になったんでしょうか。

もちろん、ここに辿り着くまでに

「モロッコインゲン」または
「ササゲ」。

かような答えを引き出した後。の話です。

「ササゲ」は、

天に祈る手の形。からきたものらしい、ですが…

売り物を見る限りでは

「見当」もつきません。
笑 笑

とりあえずこの

不思議なインゲン。

無駄に長いインゲンを使って…

何かを作ろう。

(冒頭にかえる)

全てをみじん切りにして

ドライカレーにするつもり。
だったのですが…


ちょいと路線を変えます。


みじん切り終えるまでに…

倒れる。

  


Posted by 花椒 at 16:56Comments(8)

2010年07月23日

ささいなコト

今朝未明。

月が白く照らす山道を横切るは

トマコ(イタチね。)のみ。

夏虫(ゆーたとなつみのとーちゃんさん称する)
も、

「大暑」のトバリに
息も潜める刻。


私は

「かっ」と目を見開き

覚醒いたしました。


む。

なにやつ。

枕元に潜ませる
カラシニコフを

がっ。と掴み

しかし敵にはサトラレヌよう

静かに「体育座り」をいたします。

そのまま

瞑目し

次の瞬間、脱兎の如く
駆け出します。

目指すは「Mac部屋」。

折しも長い廊下には

「ピーピーピーっ!」

警告音が鳴り響き始め

火急を示す回転灯がクルクルクルと回り

3秒で身支度をする訓練をつんだ部下達が

各部屋から音もなく飛び出し

元帥である私の姿を認め

整然と並びます。


む。

一寸の乱れもない情報将校を従え

クモの巣を払い
(この時期、クモがようけ糸張っとんね。)

ベレー帽に手をかけ

警告音の源である部屋のドアを

ブーツで蹴飛ばす一番手。

腰を低くしてベレッタを構える二番手。

またキューバかっ!

辺りを見回しながら

Macを確認。

パンパラパ~ン!
パフパフパフ!



些細なコト。ですが

「70000」をヒットいたしました。

ちょいと発砲。のタメ

蜂の巣になった

画面より。





皆さま、どうもありがとうございますです!

(鞠を番傘の上で

途端に転がす)
  


Posted by 花椒 at 20:32Comments(8)

2010年07月23日

ヒミツにて地震



ぐわっ!

今、口の端から春雨を垂らし

割り箸を握りしめたまま

床に伏せましたっ!



地震ぢゃ。

下のフロアにおる、みんなと違うて

私は二階のヒミツの小部屋やけに。

揺れたがな。

…震度2。と見た。

何やら先ほど下で

叫び声が聞こえたような。



今もなんだか揺れとる気がする。

…私の頭か?

ま、気にせず「鶏五目」。



机の下にて「ナン」。



揺れる中で確認するは…

増殖する「金ちゃん応募券」。



・・・・・

イッタイダレガ…?



むぅ。

謎の小部屋。
  
タグ :地震春雨


Posted by 花椒 at 14:43Comments(6)

2010年07月22日

気合いが反映されなかった砂漠料理

うっ!

草の一本も見あたらぬ

シャクネツのカラハリ砂漠に足を踏み入れた私は…

からからに乾いた喉をかきむしりながら

どう。と

倒れこみました。

うっすらと開いた目には

すでに白骨化している

ラクダが映ります。


斜めに波打ちながら進む
スナヘビが

「また、増えたか。」
と嘲います。



ここは台所。

◇◇◇

涼しいリビングやスーパーにいる時にゃ

あれを作ろう
これもええねっ

なぁんて

夢は膨らみますよねぃ。

・・・・・

そんな「大志」ナンカ簡単に

淀んだ熱気の前にて雲散霧消。しませんかっ?
(ワタシダケ?ふ)

かくして

簡素な非常食で済ます夜が多々。
の昨今。


こりではいかん。


肉を食べたい。

今宵はそんな気分。


私。

決死の覚悟にて

やっりゃげました。

気合いを入れる為

法螺貝をぼぉぼぉ吹きならし、

太鼓を腰につけて

幟をたなびかせます。


できた料理は

「豆腐・春雨サラダ
(焼き油揚げ・ひじき・オクラ・きゅうり)」。



・・・・・

気合いが入った割には

「いつもと変わらん」メニューでしたなっ!



あ…。
肉、使うんわっせとった。


ふぅ  


Posted by 花椒 at 20:05Comments(4)

2010年07月22日

芙蓉と棗

でいごの花が咲き
風を呼び
嵐が来た


でいごではなく

芙蓉の花が

手をかざして陽をよける
令婦人のように

はにかんだ笑みを咲かせて
おりました。




ウージの森であなたと出会い

ウージの下で
千代にさよなら


ウージ(トウモロコシ)ではなく

うち捨てられたビニールハウスの横。

誰もいない灼熱の森は

今日出てきた美容院の駐車場そば。

前髪を長く伸ばし

横髪と同じに

ストレイトにおろす軽やかなワンレンになった私は

ライチのワックスの香りと共に

ハウス廃墟に足を踏み入れます。

眩暈が起こす

白日夢は

私に

「棗」を見せました。



棗。

遥かな昔。
小学校時代。

理科の授業で目にした

そして「食べて」みた

あの「リンゴみたいな」味。

美味しかった。

何のテーマか忘れましたが

級友が持ってきてくれた

「未知」の味。

一目見た時、

「棗」だと分かりましたよ。

島唄ぐゎ
風に乗り
届けてたぼれ
わんくぬ愛を

  


Posted by 花椒 at 16:59Comments(2)

2010年07月21日

痛い思い出

夏が来ぅれば 思い出す

身近な悪魔

茶色いグランド

◇◇◇

私、子供会に入っておりました。

イヤオウナク。

児童は全員、住んでいる町の子供会に所属します。

今だから言いますが…

ヒジョ〜っに「イヤ」でした。



オトナ達が決めた
「年間スケジュール」を
次々こなしていかなければナリマセン。

大・大人となった現在、
そういうオトナ達の方が
しんどい目をしていたんだろうなぁ…なんて

ワケシリガオにて頷きますが…

当時の私は
「集会」に参加することもメンドクサカッタんです。

だって

夏休みに

「毎年」ソフトボールの練習が
あるんですから。

1学期の後半から始まったような気がします。

授業のある期間は

毎日曜日の「早朝」から

城乾小学校のグランドで
朝練。

蚊帳の中にて、心地よい眠りを貪っておる
王族の私を…

子供会のメンバーが

「呼びに」来るんです!

「花椒ちゃーん。」

…眠いわぃ。

居留守を決めて無言を守っていると

「花椒ちゃん!

練習やで〜!」

二階の部屋で寝ていた私は

「恐ろしい督促」の呼びかけに

起きざるを得ません。

返事をするまで、呼びかけは続きますけに。。

ヤレヤレ。

何が悲しうて、キャッチャーのグローブはめないかんのかいの。

あ。言い忘れておりましたが

私。「キャッチャー」でした。

「ライト」を守っていたこともありますが。



寝ぼけ眼にて、キャッチャー用のグローブをはめ

構えます。

・・・・・

飛んでくるポール、
バッターが振り回すバット。

マジで怖かったけん。
(‐公‐`)


そんな「運動オンチ」がキャッチャーを務めるチーム。

夏休み後半に

オソロシイことに

他のチームとの「対抗試合」が
待っております。

む。
(血の汗)

敵の待つ、「城西小学校」へと遠征。

ま、どちらも丸亀城のお膝元ですがの。

普段は「イヤイヤ練習」
(グローブが臭いからイヤ!)
的な私ですが、

いざ「対抗」となると

不思議ですな…

「愛チーム」精神が勃発します。

むぅ。
負けへんでっ!


さて。試合開始。

私、割と「好調子」。
(かつてライトを守っていた時、
ゴロもヒットも

ことごとく!流しましたがっ。)

私。

左門豊作が乗り移りました。

「星くん!」

勝つ気まんまんです。

そりが…

ワザワイしましたなっ。



元来「運動オンチ」。

ピッチャーが投げた球を

スマートに捕ろうと

バッターの前にグローブを出し

キャッチしてしまいまして…

その手をバッターが

思いっきり「打ち」ました。

ゴッ!

・・・・・

痛かったです。

ふぅ

画像は

「剣道部主将」の座を守っていた

運動神経バツグンの

元イケメンY@31歳が

この度帰省したおみやげ
「マドンナ団子」。



・・・・・

56万年の時を経て

バットに殴られた腕をかばいながら

「全て甘い記憶」に化す為に…

いただきました。



  


Posted by 花椒 at 22:23Comments(8)

2010年07月20日

Dr.まんぼうの水



うちには

「やかん」がありません。

いつの間にかなくなっとったんです。



本日それをシンソコ悔やみました。



私。

仕事から帰ってきたら

再度出かけるのが、オックウになります。

で、気づきました。

「買い置きの「水」がない。」

自慢じゃないですが

私、人さまの15倍は水分をとる生物です。

1.5~2リットルの水またはお茶を飲まなくては

イキテイケナイ人魚姫なんですな。





水。

買いに行くべきか

はたまた家に残っている500mlで
明日までもたすか。

普通なら、お茶を沸かすでしょう。

しかし…

やかんがない。

行かなくちゃ。

水を買いに行かなくちゃ。

帰宅して着替え済みの
家用のTシャツを

スーパー行き用Tシャツに着替え(よう似たモンデスガ)、

ヒジョ~にめんどくさがりながら
車に乗り込もうとすると…

シートの下に1本。

未開栓の爽健美茶が。

ま!あらあらあら!
うふふふふ♪



私のこの「水分好き」。

子供時代からでして…

夜中によく麦茶を飲みに行っては

冷たい甘さと

夜の静けさにウットリしたものです。


爽健美茶を味わいながら
しばし浸っていた懐かしい回想に

いきなり本日の獣の言葉が割り込みます。

「まんぼう、ってな、

刺身にすると旨いんやっ!」

な、ナニヲイキナリっ
(°□°;)

「塩で揉むんやけど…

そしたら身がキウ~ッッてな

も、こんなに小さく縮むんや!

ありゃほとんど「水」でできとるんやな。

へへへっ!」

・・・・・

「野蛮」味が加わったお茶は…

塩揉みした後

水が抜けて

「キウ~ッ」と縮んで
「コビト」になった私を

想像させました。

ふぅ

  


Posted by 花椒 at 19:59Comments(10)

2010年07月20日

BMW319

本日早朝事務所。

元気なカブトエビに

「おはようございます。」
と、丁寧に挨拶した後…

ドアを開けます。

カブトエビに対するより
情熱度を3段階ぐらい下げ

「お、は・よ。ごぜます…。」

夏バテ仕様の挨拶を

口の中で呟きながら
視界の隅にて

宿直明けの人物を
無言で誰何イタシマス。

「…誰や。」

疲れたオドロオドロシイ、怪奇な声を上げながら

衝立の向こうから顔を出した人物は

獣。

むぅ。
久しぶりぢゃの。

「あ。関係者以外はご遠慮くださいっ!」

なんぞしゃべっておりましたが

相手にせず、私は掃除ロッカーに直行。





事務所の、大きなガラス向こうには

白いBMWが停まっております。

かの、獣の車です。

740から319に乗り換えた模様。

「かっ…可愛いやんっ!」

私。



瀬戸内国際芸術祭ポスターの前で

ポスターのおばあちゃんと



獣の319に
向かって

どちらにともなく叫びます。

・・・・・

どっちも可愛いけん。

「そやろ。」

獣は当然、自分の車だと認識し

うんうん頷きます。

「ライトは

イカリング。て言うんやて。」

…イカリング?

この、輪っかになった部分かの?



「エンジンの音が

また、ええで。」

私にキーを持たせてくれました。

「乗ってええ?」

「バックして駐車場へ。」



ぼるるる〜んっ♪

前の740も運転席に座ってみましたが…
(去年の
「国際交流会・中央公園」
イベントの時は、助手席に乗せていただきました。)

ぼぼぼぼ
という重低音。

319は

ぼるるる〜んっ。

「土禁」の運転席に

ハイヒールのままの私は

埋まり

ハンドルを

回します。

「そのままバックに入れ!」

いつの間にか助手席に乗り込んだ獣は

「平和」な調子で言います。



(°□°;)

ひぃ! む、無理!



  
タグ :BMW


Posted by 花椒 at 14:37Comments(6)

2010年07月19日

鶏団子スープは恋に疲れた時に。



舌っ足らずな話し方が可愛いベティは

28歳@アラサーです。

ヒジョ~にビミョ~な
お年頃。

今回チェシャに連れられて

「占い」に行ってきました。



何日も前からソワソワする彼女。

「アクマ」な心がバレないかと…

それはもう、

「笑えるぐらい」に

気を揉んでいました。
笑 笑


でもね。

結構
「計算高い」乙女は

「あんなに」コワガッテいたくせに

いざ始まると

「時間内に訊けるだけ訊こう。」
テキ気概にて

先生が
ウロタエルぐらいの

矢継ぎ早な

そりも「具体性を求める」質問で攻めます。

「はっきり言ってクダサイ!

今年の花火大会には
誰かと行けるんですかっ!」

ぶっ!

思わず、それまで神妙な面もちで謹聴していた私。

無防備に噴きました。

・・・・・

「花火か!」

むぅ。

若い世代は

こうまで「アニバーサリー」に
コダワルのか。

目からウロコの私は

しかし

「大人」の「物差し」で
言葉をはさみます。

「いや、しかしやね

そんな眼前のことに区切るより…

最終的にホンモノを得た方が…」

「違うんです!」

私の声は

アラサーの勢いに消されます。

「10月ナンテ(出逢いの季節かも。と指摘されたらしい)

10月ナンテ!

遠いミライなんです!」

・・・・・

私。小さくなります。
(すぐそこぢゃが…)

「私の生年月日だけで

失恋。という答えが…!

オソロシイ。」


戦後を越えてきた私は

「いや…。
若い女の子がな。占いの場に
初めて訪れたとなると

失恋故、
もしくは仕事の悩み。

しか思い至るまい?」


「あ!(°□°;)
そっか~!」

…この素直な感想は

可愛い。
笑 笑



私は

生まれて
数十億年経ております。

「恋」について語らせたら…

みんな寝るね。



優しい、時を忘れたスープにて

次元を超えようぜ。


  
タグ :占い花火


Posted by 花椒 at 20:10Comments(4)

2010年07月19日

美しくも哀しい弁当



今朝の私。

何を血迷っとったんでしょうか。

本日郊外勤務地。

寂しい場所で
ずんやり一日。

そのツラサが

私の「選択眼」を曇らせたのか…。

ま、単に「時間がない」状態やったんね。

お弁当を詰めようにも

昨夜は何も作ってなし。

ソコデ「目についたもの」
をトッサニ引っ付かんで出たワケです。

で、

非常にストレイトなんですが



いまだにイミフメイ。



こりは一番正当だな。
箱ごとね。



あと、ロースハムに

シーチキン(缶ごと)


で、美味しいけど…

「なぜイマなんっ!?」

的物議を醸し出すキムチ。
(瓶ごと)







「シンプルこそ美しい」。

  


Posted by 花椒 at 12:49Comments(4)