2010年08月01日

癒しのジムタロウ。

天女の羽衣をとった一人の翁は

天女を嫁にする前に

「カエル」に変えられてしまいました。



早朝事務所。

宿直明けのわっきーが、

当社最新流行の

ダースベイダーの物真似で忙しい頃

私は気にもせずに掃除をいたします。

涼しいフロアを掃き、

流れで、レレレのおじさんの如く

フロアと外を二重に分かつ、
自動ドアと自動ドアが作るスペースに進みます。

…暑。

フロアとのドアが閉まった途端

私は外の住民に。

「隙間」みたいな空間に

自販機と何体かの観葉植物が置かれており、

裏は田んぼのこの事務所。

小さな虫の死骸やら

生きたコオロギやら

死んだフリのカメムシやら

で賑わっとります。


ある日、我が社の「眠ったような」翁、m爺が

頭に電球を灯しました。

「何もない所に電気が光るけん、虫がくんや。」

小膝叩いて浮き足立って。

「一計」を案じました。
と思いなさい。



彼は「きらびやかに輝く自販機」に

夜、可愛いスナメリのポスターを貼り付けたんですねぃ。

社交、もとい「遮光」を図ります。

Bゼロサイズの「海遊館」ポスターは…

最適でした。

自販機の、光る部分を70%は覆います。

「わしな、考えたんや。」

…この言葉、既に百億万回
耳にしました。

得意げな様子の爺。

…夜は自販機、使えんのね。



その「一時しのぎ」
平和なしのぎ。

が、

ある日の「カエル」。

となった次第です。




投げやりにモップをかける私の足元で

一匹のカエル。

隙間スペースに置かれた
観葉植物の鉢から

「にょ!」

とコンニチワ。



え? あ。
こ、こんにちは。

私はシャッポをぬいでおじぎをします。

・・・・・

嗚呼あぁ

ポスターにて、虫の侵入を拒んだm爺。

横に並んでいる
「造花」…造木?に

間違って「水をやった」翁。。
(一目で分かるだろ…?)

造木に水をやり、

「人差し指一本」で

「あ?」と
サイトを巡る翁。

・・・・・
哀れ。


私は鉢に棲むカエルを

「ジムガエル」。
と名付けました。



「用事」がある時

受け皿から身を乗り出します。

元イケメン@Yに
教えてあげたい!

ヤツを従え…

すぐには出てこぬ
「ジムガエル」。

おーい!
おーい。

ハイヒールの爪先で、
ちょこんと突いてみます。

…なんぢゃい。

「おおおぅ!」

yはびっくりして笑います。

「ほぉらねぃ!」

ふふふ

・・・・・
爺よ。

姿を変えたら

なぜに

こんなに

可愛い?

  


Posted by 花椒 at 15:09Comments(7)