2010年02月02日

私はブチノメサレル。の?

二胡(あるふ)の音色が流れました。



本日中国語。

バタバタバタと教室に駆け込む私。

落ち着いて工夫茶の準備をする老師。
(今日のお茶は…

ほうれん草を茹でたお湯みたいな味がしました。)


「ギターは練習していますか?」


はえ?

ふがっ(°□°;)

焦った私はキョロキョロと入り込む穴を探します。


…穴はないので

「いやっ!あの…

いやいやいやそれはですねぃっ!

はてh…?」(声がウラガエル)

挙げ句の果てに、魂が離脱。


ふ。

「練習。していないのですね…。」

シニカルな嘲笑の笑みが
シャボン玉となって天窓に当たります。

お〜と〜こ ナンテ シャボン玉ぁ

往生際の悪い私は、なにやら
「練習していなかった」理由を
小さな声で羅列します。

「言い訳無用。」

はいっ!
ごもっとも。
も、分かっとりますです。


この、真冬が戻ってきた寒空の下

脂汗を イヤな汗をかきましたわぃ。

ふぅ。


「北京(ぺいちん)の胡同(ふーとん)では…

老人の奏でる胡弓が

さぞ美しいでしょうねぃ…」

ノドモトスギレバ、
すぐに熱さをワスレル私は、ほうれん草茶(カッテニナヅケル)を口に含み、
ゆったりとうそぶきます。

「北京では、二胡ではなく、
京胡(ちんふ)ですが。」

老師は

隣の部屋に、愛器
「虎丘牌 二胡」を求めて移動します。

やた。
久々の音色。

かの
イチロー似・37歳@老師。

趣味は広範囲に及び、

四駆・バイク・自転車
を駆り
山を縦走し

「手作り」カヤックにて
しょっちゅう「転覆」し

山スキー仕様に板を「改造」し

アウトハングの崖をよじ登る

ケダモノに近いアウトドア派かと思いきや、

古代文明にこだわり
字のきえかかった神社を巡る

仕事ではパソコンインストラクターとしても
モウリョウバッコ、もとい

多方面にわたって跋扈する怪人です。

怪人は…

探し出した二胡を、

教室のイスに片足を乗せて
立って演奏してくれました。

きゅきゅきゅ〜ん きゅいきゅいん

「太湖」。

物悲しく、そしてきらびやかに

メロディーは流れるさまに、

私はうっとりいたします。

二胡の弦はたった2本。

それを馬の尻尾の毛を集めた「弓」で弾く楽器。

皆さんの記憶にある「胡弓」の音色は
恐らく…

物哀しく、ココロノヒダに染みいる音。

ではないでしょうか。


彼の弾く音は…
ちょいと違います。

ベラベラベラと声高に
乾いて少し明るい。

エレ二胡があるならそれに相当するような

「力」が感じられました。

むぅ。

感動した私は

「センセ、

むちゃくちゃ
ええですっ!」

ふ。

ドレミファソラシドを

合いの手に入れてみる老師。

「前聴いた時は

どなんなるか思いましたっ!

ガチョウの叫び声かと感じましたですよっ!」



無駄な言葉を放つ悪癖をもつ私は

つい告げてしまいました。


ん?

私の言葉も風の音。

美しい音色を奏で続けます。


その後授業に入った中、
(それの報復が私を打撃しました…)


テキストに出てきた単語をもとに作文。

課題自体を中国語にて提示され、

「あ?問題なん?」
と一呼吸あけた私は

顔を歪めて渾身の一文を作ります。

「我弾吉他弾得不好、

所為我得練習。」

発音した後、
私は「努力」(ぬーりー)を決心し

カイシンノエミで老師を見据えます。

ふ。

「なら…次の火曜日。

練習した成果が見られなかったら…」

老師は意地悪く微笑みます。

「打 にぃ」
(あなたをブチノメス。)



さ。
練習練習!



  
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Posted by 花椒 at 19:05Comments(8)