2009年12月29日

虜囚の夢

ある朝。

女は、見知らぬ部屋で目覚めます。

二重の目覚め。

◇◇◇◇◇◇

夢をみました。

女は、見知らぬ部屋で覚醒します。

コロニアル形式の白い空間。

まだるっこい、粘りつくような熱帯の朝。

漂うのはジャスミンの花の香り。


きっと私は…虜囚なのでしょう。


部屋の隅には、様々な弦楽器が立てかけられています。

バイオリンやコントラバスに混じり、
ギターが。

女は、窓に歩み寄ります。

パティオの真ん中に聳え立つ木は…

沙羅双樹。

あ。

なぜか、私の手許から

落ちた片方の靴下は


ジャスミンの、茉莉花の植え込みに引っかかります。

◇◇◇◇◇◇

少数民族ゲリラに、ちょいと触れている最近。

「西南シルクロードは密林に消える」ノンフィクション 高野秀行著。



今読んでいる
「上海クライシス」フィクション 春江一也著。

のせいでしょうか。

はたまたかつて読んだ
「蒼穹の昴」浅田次郎著。


遠大な物語のせいでしょうか。


私はこの夢の続き。を見たくてしょうがありません。


  


Posted by 花椒 at 22:18Comments(4)

2009年12月29日

歳末の道

生きているのがす・ば・ら・しすぎる。


広場を歩くと、眩しく照り返した白い光が目を射る本日。

駅付近勤務の花椒ですこんにちは。


さて歳末です。

遅出の私は、出勤に遠回りの道を選びました。

278号。でしょうか、32号に並行して走る昔ながらのこの道にて

慌ただしい歳末の狂奏を味わいたいと思いました。

◇◇◇◇◇◇

いつもに比べて、道を横切る歩行者が目立ちます。
「ちょっとそこまで」大掃除の道具か、はたまた迎春の用意か。

なんだか、平素とは違うよ的なモリアガリ感が漲ります。


郵便局。

まずは小さな挿頭丘を通ります。
投函する年賀状を抱えた慌て顔の人たち。
車も斜めやらまっすぐやら…
イツモトハチガウフゼイ。

次に「南郵便局」。

さすがにここは規模が違い、誘導するガードマンが両側に立ちます。
それでも湧き起こるクラクション。笑

初めて目にしたのが、出張窓口(?)。

「年賀状お預かりします」
と書いた、青い大きな袋を提げる係員が歩道に立ち、
滞った車の窓に目を走らせます。

ただ…信号待ちの間だけですが、そこに入れる人はいませんでした。笑

成合ジョイも大盛況です。
ここには、年末大掃除道具もお正月用品も花も、
なんでもかんでも揃っていますもんね。


さぁて、そんなこんなの中をくぐって勤務しております本日のお昼は

キオスクの「二段のり弁」。



なぁにが「二段」なんだろな…と、ワクワクドキドキ。

ご飯がケーキみたいに何か美味しいものをサンドしとるんでしょうかね?

ん?

ん?

むぅ。
………普通の、のり弁ね。


(‐公‐`)
  


Posted by 花椒 at 15:51Comments(6)