2009年12月24日

懐かしい場所・新鮮な音



まだ元気な頃(オオゲサな)の
21日飲み会のキオクをもとに。

三次会ではありますが、

たくさんの人たちとどんちゃん騒ぎを楽しんだ、
ビール部会の二次会までとは一線を画しております。



久々にその扉を押しました。


私の大好きな場所の。


「上楼梯」。
階段を上がることを中国語ではこう書きます。


半年ぶりのマスターは

やっぱり帽子をかぶり


前はなかったカウチに脚を広げて座り

ギターの弦を張り替えておられました。


クルクルとペグに巻きつけてゆく白い弦。

ぱぱぱぱと処理していきます。


「速い…」

カウンター席に座って、じっと見ていた男性が呟きます。


「僕ら、仕事やからね。」

軽やかに宙を舞う手は休みません。



初めて見た「弦の張り替え」。

余った弦の長さが、マスターの経験の長さと重なり


私はただ目を見開いているのみです。


張り替えが終わった彼は、

ステージにてチューニングを始めます。

見ていると、
「E」や「G」のデジタル文字が

私の座るソファからも見てとれ…

短くもまとまったメロディーをポロポロ弾いて

その都度変わるデジタル文字にて合わせるチューニング。
にもまた初めて遭遇し

マスターの背中から、深い音が渦を巻いて私を取り囲みます。

「な?
音が全然違うやろ?」

問いかけられたカウンターの人は頷きます。




こんな雰囲気の中、

温かい雰囲気の中。


私はジントニックをいただきました。



午前2時過ぎ。

私は3曲も聴かせていただきましたよ。


マスターの歌声は…初めて聴いたかもしれない。


美しい姫の「デスペラード」。

ならず者。


内の一曲で彼はブルースハープ。

寡黙な表情でギターを奏でます。



楽器がギターとブルースハープだけ。なんて思えない。


私の知らない楽器を

私の見えない場所から

いっぱいの人が奏でているような…

そんな気がしました。



マスターは、まるで

日なたの道を

ライ麦畑の中に伸びる道を

太陽に向かって自転車のペダルを漕ぐ

少年に見えました。

  


Posted by 花椒 at 20:22Comments(4)

2009年12月24日

缶詰めランチ



ちょいと体調不良でして…

昨日早出が終わってから
ず~~~っと今朝まで寝ておりました。

本日事務所ヒミツの小部屋にて。

そんなワケで

缶詰め杏仁豆腐。



爽やかさが…


私をふわりと
舞い上がらせてくれます。

  


Posted by 花椒 at 16:32Comments(12)