2013年06月16日

おいり

「晴耕雨読」ならぬ「晴走雨読」なあっち。

朝起きた時点でわ、山道が濡れてをったから
サテ休みの本日、あいにく出張った車の多い日曜日でもあることだし雨だし。てぇんで

コリャコリャと寝転んで本を読んでた。と思いなせぇ。
(開いてた本が『赤猫異聞』。江戸ことばに影響を受けるのわ単純なあっちのいつものならい。)

が、そのうち窓から聞こえてくる小鳥の声と、いつの間にか「からから」と笑うお天道さまの気配。

あ(@_@)
こりゃまた俥を出すのにいい案配だ。
途端に浮き足立つ。と思っておくンなさい。

◇◇◇

湯あみを終えて化粧まで施したなぁいいが、行きてぇ場所が分からねえ。
世間様もお休みだ。
きっとお大尽やら町民の、「赤猫」みてぇに
あっちゃこっちゃに出張る姿が目に見える。

時ならぬ解き放ちに遭うたあっちわ…

◇◇◇

昔の風を浴びに、至近なこんぴら・まんのう辺りをちょい走り。コースを選びました。

319やら206やら4やらから東西にちまちまと息づく「イニシエ」を求めて。

角を曲がってわ「うむ。」と頷く古道。

今日初めて知った場所の琴高とか、お醤油屋さんの工場。

常夜燈がまた…たんと有るお宝道でも御座います。

象郷小学校。というのも有るンですねぃ。

見知った道に出るたんびに、また見知らぬ小径に入り込む本日わ
「あくまでも」車です。
(暑いけん!)



そンなちまちまかくかくなお一人様ドライブ(と言えるンだろうか。)で見つけた「おいり」のお店。

「おいり」。

これ、幼少時代に好きでした。
ものすごキレイな粒が、コドモゴコロを「刺激」しました!

近くのお家にね、お嫁さんが来る時。
この七色に輝く宝石ミタイなお菓子が配られるンです。

丸い粒と「小判型」のものがありますョ♪

粒わ、口に入れた途端!「しゅわぁん」と溶けて…時たま上顎にくっつきます。
それを舌で探るたんびに…ニッキやらお砂糖の味が「蘇る」ンです!

でもね、「一瞬」にして消えるアブクのやうな粒よりも

食べごたえの有る「小判」が嬉しかったな♪
(○´∀`○)いつまでも「甘い」もの。
ふ。

お寺のひしめく丸亀南条町。

蚊に刺された跡に、アサガオの葉っぱをもみしだいたグチュグチュを貼っつけて
虫さされにわ近所の寺に植わってをったアロエを勝手にむしり、トロトロのエキスを塗ってOK!
てな時代です。

紙芝居屋さんの自転車が来たら、それまで地面に描いていた白墨の「陣地」も忘れて
ひた走る幼少時。
(笑)(笑)

だから、そンな時の「臨時」に入る「スイーツ」わ…
ヒジョ~に格別なものでした。
ふ。

◇◇◇

なンだか分からねぇが、あっちの生きていた時代よりも「先」の話。

なンだか分からねぇが、「平和」だの。

○○が○○らしく。
てな時代わ終わったらすい。


「矜持」を忘れちゃならねえぞ。


ピーカンな空。



  
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Posted by 花椒 at 15:20Comments(6)