2011年12月11日
レトロ芝居小屋内部に潜入☆脇町オデオン座
まぁ、座りまぃ。

川沿いをつたって流れる微風の中。
ベンチは確かにそう言いました。
(私に合わせて讃岐弁で。笑)
じゃあ、休ませてもらおうかの。
腰かけた私わ
ステンドグラスを見上げます。

ここは「脇町劇場オデオン座」。
訪れること3回目にして
やうやく「内部」に潜入です。

レトロな受付にて、レトロな五銭銅貨を出し(ナワケナイデス)
壱百円硬貨二枚を払って右側扉ヱ。
ここわ脇町オデオン座。
当時モダンなステンドグラスが輝く、かの小屋は
昭和9年に建てられた「芝居小屋」です。

歌舞伎が演じられたその舞台を持つ小屋は
戦後、映画館と変わります。
その後、あれほど盛り上がっていた映画も斜陽化し、建物は取り壊されやうとしていた矢先!
映画「虹をつかむ男」(山田洋次監督)の舞台となるんですねぃ。

一躍脚光を浴びたオデオン座わ…
町指定文化財として残ることになったワケです。
芝居を観たことがない私が、ではなぜオデオン座に惹かれるのか。
もちろん、昭和レトロが愛好(あいはお=趣味)。
という点も含め
昔の「映画館」でもあった部分に興味を持った私は
「ライオン館」のやうな映画館が好きでして…
かつて賑わったという、
見知らぬ善通寺の「キリン劇場」の跡も辿ったりしてをります。
◇◇◇
さて、青い扉をぎぃ。と開け
内部にいよいよ入り込みます。
靴を脱ぐ段階で、しょっぱな挫折を味わう私。
…入れる思わんかったから、てかお一人様ドライブにての急なる方向転換。
(最初、大豊ゆとりすとの風車を考えてたんですが
かけたCD「びぎん」でナントナク。笑)
ドライブの「色」って、
「音楽」によって変わりませんか?
ふ
(cobaを選んでいたら、また行き先が違っていたでしょう。)
お家用の、ピンクと白のしましまソックスを一瞬恥じました。
笑 笑
でも、観客は私一人。
恥じらう必要なし!
◇◇◇
まず舞台に上がります。
歌舞伎の絵を見ながら、足元の円形に切られた線を認め

「こりが、奈落からせり上がってくる部分なんだな。」と感動。
在りし日の、観客の興奮・人いきれなどが…
見物席から私を覆います。
そして「奈落」。
奈落の底。という語源にもなった舞台下に潜るんですが…

急峻なんね。
急峻やけど、棒につかまったらいかんので。

降りてみたら…
両側が模造の石垣です。

石垣に挟まれた狭い通路を
かつての役者は走ったんでしょうか。
「だだだだだ」
走ってみたら、
すぐに行き止まりに突き当たり
さっき見た円形の下だと推測する場所が
うっすら暗渠の中に確認されました。
回す箇所を見極める前に
「ひとりぼっち」で、こんな「奈落」にいることが急に怖くなります。

それに気づいてまた階段に足をかけるのですが
「後ろから何か」が這い寄ってきそうな恐怖感。
おとっちゃまやね!
笑 笑
次は二階へ上がります。
舞台から正面の二階席は
格安の場所だったらしく
常連客やら芝居通の人が陣取っていた「大向こう」。

「大向こうを唸らせる」
とは、ここからきていたんですねぃ。
その大向こう。
私は何やらソワソワします。
なぜって?
だって、表から見える「看板」である
ステンドグラスを
やうやく「裏から」見ることができるんですから!
でもね。・・・・・
その部屋は事務所に当たっていました。
見ることかなわず。
(号泣)
◇◇◇
今回、第一目的の
「ステンドグラス裏側」は見られませんでしたが…
「回り舞台」があるのわ
四国で3箇所のみ。
ここ「脇町劇場☆オデオン座」
愛媛の「内子座」
そして香川の「金丸座」
のみですよ。
かつての映画館、オデオン座。
今はライブでも盛り上がっとります。

ふ


川沿いをつたって流れる微風の中。
ベンチは確かにそう言いました。
(私に合わせて讃岐弁で。笑)
じゃあ、休ませてもらおうかの。
腰かけた私わ
ステンドグラスを見上げます。

ここは「脇町劇場オデオン座」。
訪れること3回目にして
やうやく「内部」に潜入です。

レトロな受付にて、レトロな五銭銅貨を出し(ナワケナイデス)
壱百円硬貨二枚を払って右側扉ヱ。
ここわ脇町オデオン座。
当時モダンなステンドグラスが輝く、かの小屋は
昭和9年に建てられた「芝居小屋」です。

歌舞伎が演じられたその舞台を持つ小屋は
戦後、映画館と変わります。
その後、あれほど盛り上がっていた映画も斜陽化し、建物は取り壊されやうとしていた矢先!
映画「虹をつかむ男」(山田洋次監督)の舞台となるんですねぃ。

一躍脚光を浴びたオデオン座わ…
町指定文化財として残ることになったワケです。
芝居を観たことがない私が、ではなぜオデオン座に惹かれるのか。
もちろん、昭和レトロが愛好(あいはお=趣味)。
という点も含め
昔の「映画館」でもあった部分に興味を持った私は
「ライオン館」のやうな映画館が好きでして…
かつて賑わったという、
見知らぬ善通寺の「キリン劇場」の跡も辿ったりしてをります。
◇◇◇
さて、青い扉をぎぃ。と開け
内部にいよいよ入り込みます。
靴を脱ぐ段階で、しょっぱな挫折を味わう私。
…入れる思わんかったから、てかお一人様ドライブにての急なる方向転換。
(最初、大豊ゆとりすとの風車を考えてたんですが
かけたCD「びぎん」でナントナク。笑)
ドライブの「色」って、
「音楽」によって変わりませんか?
ふ
(cobaを選んでいたら、また行き先が違っていたでしょう。)
お家用の、ピンクと白のしましまソックスを一瞬恥じました。
笑 笑
でも、観客は私一人。
恥じらう必要なし!
◇◇◇
まず舞台に上がります。
歌舞伎の絵を見ながら、足元の円形に切られた線を認め

「こりが、奈落からせり上がってくる部分なんだな。」と感動。
在りし日の、観客の興奮・人いきれなどが…
見物席から私を覆います。
そして「奈落」。
奈落の底。という語源にもなった舞台下に潜るんですが…

急峻なんね。
急峻やけど、棒につかまったらいかんので。

降りてみたら…
両側が模造の石垣です。

石垣に挟まれた狭い通路を
かつての役者は走ったんでしょうか。
「だだだだだ」
走ってみたら、
すぐに行き止まりに突き当たり
さっき見た円形の下だと推測する場所が
うっすら暗渠の中に確認されました。
回す箇所を見極める前に
「ひとりぼっち」で、こんな「奈落」にいることが急に怖くなります。

それに気づいてまた階段に足をかけるのですが
「後ろから何か」が這い寄ってきそうな恐怖感。
おとっちゃまやね!
笑 笑
次は二階へ上がります。
舞台から正面の二階席は
格安の場所だったらしく
常連客やら芝居通の人が陣取っていた「大向こう」。

「大向こうを唸らせる」
とは、ここからきていたんですねぃ。
その大向こう。
私は何やらソワソワします。
なぜって?
だって、表から見える「看板」である
ステンドグラスを
やうやく「裏から」見ることができるんですから!
でもね。・・・・・
その部屋は事務所に当たっていました。
見ることかなわず。
(号泣)
◇◇◇
今回、第一目的の
「ステンドグラス裏側」は見られませんでしたが…
「回り舞台」があるのわ
四国で3箇所のみ。
ここ「脇町劇場☆オデオン座」
愛媛の「内子座」
そして香川の「金丸座」
のみですよ。
かつての映画館、オデオン座。
今はライブでも盛り上がっとります。

ふ

