2013年07月19日

バルトの庭☆バルトの楽園ロケ地

今日わ「バルトの庭」酒保にて冷茶をいただきます。



此処わ鳴門の坂東。
「ドイツ村=第九の里」にほど近い「バルトの庭」にて。

映画「バルトの楽園(がくえん)」ロケ地で御座います。



私。かの映画を観たコトが無いのですが
先ずは最初に「ミニシアター」にてメイキングを体験し



「ぉおぅっ!」
と胸が震えたトコロで、無料ガイドのお薦めが。

以前なら断ってをった私ですが…熟慮の後「お願い」いたしました。

カスティラに例えるなら、いっちゃん上の「甘い皮」。
其りが私の求めるトコロでして、「解説」わ後で調べるけん放っといてか。

が。

今回わ「説明」が欲しくなったンですねぃ。
…カスティラの、下のスポンジ部分を充実させるにわ…
彼女と歩かねば不可能。

もちろん「第一次世界大戦」の模様を知る為。も有りますが

ヒジョ~に美しいご婦人だったから!♪
(・∀・)

◇◇◇

解説を聞きながらの写メも失礼ですから、「じっくり」話に没頭します。

最初に申しますと、かの「坂東俘虜収容所」。
取り壊しの憂き目を前にNPO法人が抗って
今の「バルトの庭」が有るワケなンですねぃ。

『第一次世界大戦前夜、ドイツ・オーストリ ア・イタリアの三国同盟に対して、
フラン ス・ロシア・イギリスが露仏同盟・英仏協商・ 英露協商を相互に結んで三国協商として対抗したのが始まりである。

1914年、第一次世界大戦が勃発すると、日 本も日英同盟によりイギリスから参戦を要請され、協商側の連合国に加わる。』

青島(チンタオ)から俘虜として送られたドイツ兵。

ちょと私ファナティックな張作霖と重なる辺り。

彼らわ日本の何箇所かに収容されるンですが(其の中にわ丸亀。も有るンョ!)

結果、最初500人だった坂東に1000人が集まる。
其の時かの地区の住民わ500人です。
つまり「倍」ね。
うんうん。

青い目に白い肌。
彼らの行軍の傍らにわ…街道の日本人がびっくり仰天な風情で集まります。

写真見たら分かるケド、「イケメン」揃いョ!

坂東俘虜収容所。
所長わ元々会津藩の殿様につき。




彼わ「敗戦」を味わった先祖の苦渋から学び

「人道的配慮」に心を配われた侍。



今現在「バルト」に残されているのわ数棟ですが…

彼ら「俘虜」をいかに人道的に扱うか。に苦心されたか。
その様子が残ってをります。

例えば「兵舎」。



同時期に俘虜施設であった久留米の収容所でわ見られない「間仕切り」。

本来いっしょくたにされて「一見で全てを把握できるハズ。の一般兵舎」ですが

見事に間仕切りを施されて、尚且つカーテンを引いた状態でわ「プライバシィ」を確保できる。

だから「管理する側」にとってみれば「めんどくさい」状態です。
が…敢行。

兵士って…兵にとられる前わ当然各々の「本業」が有った。

だから捕らわれてきた彼らも、色々な知識を携えてをられる。

其の中で…私の一番!わ「印刷屋」です。
(笑)(笑)

彼らわ「新聞」を持ちましたョ♪

「ディ・バラッケ」。

新聞というものわ…「絶対」に必要です。
「自由」の為にね。

◇◇◇

「こんなの…ご存知ないでしょう?」

かのガイド婦人が示すブツ。



嗚呼あぁ。
当然知ってをります。私、印刷屋の娘ですから。

ガリ版のローラーやん!♪

彼らわこれで新聞を印刷されてました。



ディ・バラッケ。

この技術、いまだに一目置いてをられる素晴らしい「カラー印刷」。なンです!

ドイツ兵たちわ、日々の生活をイラストに残されています。



今回初めて知ったンですが、ドイツ人って…「海水浴」が大好き!

松江所長わ彼らをグルゥプに分けて「水遊び」もちゃんと。

山越えしてまでの櫛木水浴まで許されてるンですね。

真っ裸になって笑いさんざめく彼らの写真も有りましたョ♪


此処まで寛容な所長の措置。
当然お上からもブーイング続発。

だって「パン焼き」やら「ボート遊び」やら「ボーリング」。

パン焼きの窯わ今も使われてます。



近くの公園に残る池ほとりにわ、なんと「別荘」まで有ったンです。
(*'▽'*)

ひとえに…色ンな元本業を持つ人びと。

家を作ったりパンを焼いたり…あ、地元の学生に陸上競技を教えていたコーチも居られたさうな。

「町あげての」事業として、戦時中のもと
「料理教室」まで町役場が募集♪

「映画。の中でわなく?」

私わ彼女に問います。

「ええ。
実際に。」

力強く頷く彼女。

色んな写真や(兵直筆の)イラストを見ました。

自国で浴場を開いていたミルツ氏。

回数券を発行して銭湯を提供してをられるンですが(笑)



最初わお湯をかけるだけの「欧州的」な水浴。
地元の人たちと交流するうちに…「みんなで湯船!」なまったり写真も有りました。
(笑)

収容所の端にわチンタオから持ってきた中国語の街の名称を掲げる商店も出来、
またそれぞれの職種を生かし。

◇◇◇

戦時中のコトですから。
或る一方の見方だけでわ偏りますのわ承知のコト。

斜めに見始めていた私ですが

かのドイツ国に「坂東会」というものが有ることを知って…

かの地の「深さ」を改めて。


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