2012年07月22日

列車の旅

「あ。貴公とわ…以前何処かでお会いいたしましたかな?」

私わ眼鏡を外し、胸ポケットから取り出したハンケチで拭いた。

そして再度顔を上げるも、返事わ返ってこなかったのだ。

しかし。
相変わらず、にこやかに静かな笑みをたたえる彼。



「おお。貴公わ、コトちゃんですな!」
いつぞやわ…あなたを見つけた最初の時。ですが…
感激のあまり、車両内を走り回ってしまいましたですよ。

今日わ、ちょいと前のめりになってをられますが…

落ちませんか?

ふふ。



そうですか。
「乗り換えを間違えないやうに」心配してくださってをられる。と。

ケエキを食べながら。



ありがとうございます。

ぉお、琴平に着きましたかな。

でわ、JRに乗り換えますので失礼いたします。

「一路平安。」

◇◇◇

JR土讃線わ、確か去年「坪尻」へ向かう為に「財田」から乗って以来である。

JR自体、ものすごく久々なンだが。
(橋脚やら、廃線探索やらを除いて。)

だから

閉まっているドアを見て、まず焦りまくる私。

車両の中でわ、既に乗りこんでいる客が「快適に」
エアコンに涼んでをるのが見えるのに。

「手で必死に開けやうとする」汗まみれな怪人物わ私だ。

こりわ・・・。
グダグダに溶けた脳で考える。

「何か『特別』な切符を手にした者だけが入れるのか」

「350円」の普通切符でわいかんのだらうか、いや待て。
落ち着いて考えるのだ。

中に居るのわ、どう見たって「特殊で高価な切符を購入した『特権階級』にわ・・・見えん。」

「呪文か・・・?」

と呟いた瞬間、ボタンを見つけたのだョ。



ふぅ。
ドア先で、ワケの分からん「呪文」を唱えんで良かった。

というワケで、
次の難問わ「丸亀までいったい幾つの駅を通過するのか。」である。

しかし。きっといつか着く。
間違えて児島まで行ったとしても…「いつかは」丸亀に着くのだ。

というワケで、多度津を通過する時にわ「給水塔」(私のお気にの一つ。)を車窓からパチリする余裕まである。



次に停まるのが「塩屋」。各駅停車だからな。

で、私の「車走行時のキオク」からも
次が「丸亀」のハズである。間違いない。

が、小心者だから車内アナウンスは聞き漏らさんやうにしてをった。

なのに…「次の停車駅は・・・・・・・・・」

『肝心』な部分が『沈黙』ぢゃあないか!
(゚Д゚)(゚Д゚)

ま、以前探検した駅裏の風景に安心し…且つ「丸亀」の看板が見えたから降りた次第だ。

やれやれ。  


Posted by 花椒 at 22:15Comments(6)