2013年04月04日
情・オスプレイ

「ここ、オスプレイのコースになっちゅぅが。」
あれわ違うな。
病院への、緊急ヘリ。オスプレイわ…もっと太い。
ふぅむ。
私わチワワの首すじをワサワサ撫でながら頷いた。
ここわ大杉。
ゆとりすとの中腹。
◇◇◇
話わ遡る。
本日休みの私わ、先ず塩江経由で美馬。
或る自販機を求めて。
かの自販機群わしょっちゅう通るが「見落としていた謎」。
先日マスオが見つけた。
「巨大なレンジ」。
…使途不明だ。
だって、レンジを使うブツが無いもの。

誰かが自分のお弁当を温める。
のに「利益が生まれぬ」レンジわ置かぬ。
確かに希少なカップヌードルやらコカ・コーラ瓶の自販機も備える「脇町ギャラリー」。
数えたら、他のドリンク類マシンが10台でスナック菓子の回るマシンが1台だ。
ふぅむ。
と佇んでをる私の横で「ふぁんいんくゎんりん!」「つぁいちぇん!」
いきなり飛び込む中国語。
見るとフツ~のドリンク自販機。
きれいなおねぃさんがジュースをがこ!
え?
で、私もその自販機で野菜ジュースを。
「ありがとうございます。」
・・・日本語やん。
(-.-;)
レンジよりも、その自販機の「声」が気にかかる。
◇◇◇
その後わ192号で西に。
池田を曲がり、南下。
前から気になっていた「大川橋」。
近くに車を停めて歩きます。
だって、車でわ入れない橋だもの。

吉野川を走っていたら…山腹に「へばりつくやうに」存在する集落が目につきますョねぃ?
そりらの廃村を回ったコトも有りますが…
「なんとて」不便!
平家の落人が選ぶほどの山あいですから。
そして、美しくも大きな吉野川がデン!と流れますから。
かつて。
JR土讃線が開通する昭和10年。
かの山あいの村、山城谷村・三縄村(レトロな三縄駅有り)・東祖谷山村・西祖谷山村の人たちが
我らの駅「祖谷口駅」を熱望されたンです。
(列車の駅わ強烈に便利。)
国鉄わ、「下川に掛かる橋」を『条件』にしました。
そこで、豪商であった(だらう)赤川庄八氏が私財を投じて建設されたのが…この大川橋です。
…なンだか「凄み」を感じますねぃ。
ちゃあんと「開通」に間に合わせましたョ。

歩いてみました。
ところどころ、「穴」があり
下の川が見えます。

ん~。
ちょと渡るのがコワい、かな?
でも、通行止ぢゃあないしな。
歩いていると後ろに一人の翁。
大丈夫だな。うんうん。
穴わ修復されとるしな。

なぜだか気持ちよい橋だし。
あ。
後ろを振り返ると、さっきの翁わ居ない。
???
私に「大丈夫だョ」と知らせる、赤川庄八翁。だったのかも。

◇◇◇
そしてまだまだ南下を続けます私。
「ゆとりすと」の風車で、風の声を聴くかな?
そンな次第で「出逢った」婦人。
珍しい花。
と、写メる私に声をかける。

そして冒頭の話。になります。
「珍しい?なら、株をあげますョ?」
ゆとりすとに登る中腹に有るお家。
その言葉に甘えながら坂道を登る。
見れば…花がいっぱいだ♪

こりわ…ラナンキュラスですか?
いえ、アネモネの原種。
「私わ、花を育てる為に此処に引っ越してきたのョ。」
見上げる空にヘリ。
そして冒頭のオスプレイの話。
私の見とれた花わ…水仙の原種らすぃ。
彼女わ新聞を広げて、かの水仙の株を取り分けてくれました。

明日植えよう♪
私、ここの風車が好きでしてね。
よく来ます。
「なら。
あの山に、13機できるかも。」
ん?
そうか。新たに風車が増えるンだね?
辞した私わその後、馴染みの風車を目指し。
・・・車止めができている。

風の声わ…車止めの向こうで。

あの音わ…聴いたヒトでなければ分からない。
そんな声。
Posted by 花椒 at 20:31│Comments(0)
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