2013年01月10日

海の窓

「荘内半島を、『迷わずに』走った」。

こりわ、とんでもなく方向音痴の私にとって…「快挙」です。

私も成長したな。
ふ。

◇◇◇

一昨日の小さな旅にわ、まだ続きがあるのでした。

仁尾の海で、またカメノテを見よう。

高瀬大坊の次が仁尾。

ちょと海を眺めたかった。

仁尾には、以前発見した「海の窓」が有りますからねぃ。

今回わ、ラピュタのロボットが迎えてくれました。



着いた時わ干潮の始まりだったか、「窓」わまだ波をかぶっとります。



滑らぬやう、ゆっくり歩いてをるとカラス。

「嗚呼!あぁ。あ?」

ちょと攻撃的。
見ると叫びながら、少し生まれた砂地に佇むカモメを急降下にて追い払う彼。

たちまち30羽ほどの白い鳥たちが、きらきら光る水面に飛んで…口々に文句を呟きながら浮かびます。

「かっ!」
満足したカラスわ、松の木に戻って今度わ違う調子で歌います。

おわ?お~。はらひれ。

その間に潮わどんどん引き…お久なイソギンチャクに挨拶。



大東建託で住まいを見つけたヤドカリが、波に押し返され



近くの島に、カヤックなら上陸できるかしらん?なンて考えながら。

空から落ちてきた星のヒトデ。



貝塚みたいにいっぱいある貝殻を踏んだら、ガシガシ一足毎に乾いたリズム。

貝わ空っぽ。
空わ抜ける。

そのまま荘内半島へ。

リベルタンゴと共に。

いつもわ一瞬逡巡する分かれ道も、なぜだか即決。

箱から生里へ駆ける道わ空と繋がり

自転車のヒトを抜いて海を見てたら、その自転車が抜き去り

エンジンをかけてまた走ると、自転車のヒトが先で休んでいたり。

青空の下でわ、方向音痴も生まれない。
(笑)  


Posted by 花椒 at 23:10Comments(0)お一人様ドライブ

2013年01月09日

立て!立つんだ!

冬にしてわ気持ちの良い暖かさである。

わしわオットセイの皮を脱ぎ捨て、まだ陽の上らぬ紫色の空にガッツポォズを決めた。

このところ…なぜだか一日おきに郊外だ。
郊外勤務地わ寂しい。
目に入るのわ・・・犬と、ゆっくり走ってをる団塊だけだ。

腹をたぷたぷ揺らせるオッサンだけだ!

・・・・・・・・・

いや。しかし暖かい。

気分が良い!

だから
小屋に入ってニシンの漁に使う羅針盤の釦を、くるりと回転しながら押した。
それほど快い出だし。

な・の・に。

「うぃ」と言ったまま止まった。

所わ積丹。

いきなり空が曇る。
(いやまだ夜だった。)

頼みの綱。が「うぃ」。

わしわ大きなゲッブを放ち、何度か凍える指で釦を押す。
(いきなりロシアからの風が見舞った気がする)

押すも

「うぃ」。

◇◇◇

アタシは、必死で端末を起きあがらせようとしました。

ねぇ、知ってる?

足元の暗渠に、無数のコードが絡まり合う様を。

それぞれが、ルーターやら「雷の為の予備電源」やら頭上のスピーカーに繋がる「音源」やら「光」やらお爺さんプリンターのコードやら…なの。

オットセイ?なにそれ。

アタシわ上着を脱いだわよ。
朝の5時頃かしら。
汗びっしょりで(真冬の5時)なンだけどね。

腕まくりして「暗渠」手探り探検。

も、指が「埃」だらけでおまけに「何掴んでるか」分からないの。

◇◇◇

はい。

書いてる途中でline電話が鳴って(すごくクリア♪)

話してる間中本生を補給してたから、文体忘れました。

一旦中断。
埃だらけ、真っ黒の思い出から離れます。

ホントわ…昨日のその後の旅。ってヤツに触れたかったけど。
(笑)(笑)

  


Posted by 花椒 at 21:29Comments(2)

2013年01月08日

小さな旅☆たかせだいぼう

「みの駅ってね・・・昔わ『高瀬大坊』って名前の駅だったンだよ。」



チョコレート工場のおじさんわ、そう言ってシルクハットをかぶり直しました。

アタシわ…あんなちっぽけな駅に、そんな物語みたいな名前があったなンて

びっくりしました。

1952年に、たくま駅とたかせ駅との間にホント小さな駅が生まれたんですって。

◇◇◇

今年「初」のお一人様ドライブ。

この「高瀬大坊」の『謎』を解きに羅針盤を置きます。

とにかく。本日「ものすごい晴天」。
BGMを「韃靼人の踊り」にセットし、向かうわ「みの駅」。

ホントわ阿南やら松山やら高知に走れる好天気。

明日がまた朝早い一日ですからそこはそれ。
(笑)(笑)

◇◇◇

「おぢさんは、そんなことを何故知っているの?」

シルクハットをネックウォーマー変化の帽子に替えて…
(…毛玉が増えたな。。)

なンだか遠い目をしてめんどくさそうに答えます。

「そういう名前だった。」

「なぜ、そんな名前だったの?」



◇◇◇

ここで思い出す「JRフォトコン」にて「匂いのある」写真を登場させている「たかせだいぼう」氏。

非常に雰囲気が有り、尚且つ四国中の駅を収めてをられるハズの某。

メインわ「琴平」やら「善通寺」辺りだから、恐らく讃岐の西方面のヒト。

フォトコンライバルである、太宰治ヘア(昨夜、ちょとかっこよかった♪)マスオの脳裏にも残っているナニガシ。

正直言って、チョコレート工場のネックウォーマー帽子の彼が「知っている」とわ思わなかった「大坊」。

◇◇◇

だから行ってみたの。ひらがな表記の「みの駅」。

あいかわらず、ちいさな駅。



◇◇◇

「トマト」の駐車場に車を停め

ストールを巻いて「大坊」さんに向かう。

入った途端。
私わ「昭和」にタイムスリップしたんだよ。



広い境内で、今は珍しいキャッチボールをする学童の声。

その声に励まされるやうに、微笑みながら歩き回る境内わ…
本当に居心地が良かった。

足元に飛んでくるボールも、彼らの声も全て
清々しい空気と共に私に流れ込んでくる。

「大坊」。



写メしていると次わ「鐘の音」。
なんだな。

「ごぉんごぉん!」

時報かな?なンて見やると、かの少年たちが「好き勝手」につく鐘。だったりして。
(笑)(笑)

もうホントに、笑いを抑えきれなかったな。

「次、オレね!」

代わる代わる「鳴らし放題」の鐘の音が、境内を回る私のBGM。

それを許す「讃岐本門寺」さんの、懐の豊かさを感じたな♪

チビたちの一人わ松葉杖だったけれど、他のチビたちとなんら変わりがなく「鐘」。
(笑)(笑)

お寺の境内って・・・コドモたちの遊び場。
が正解。

  


Posted by 花椒 at 18:21Comments(0)お一人様ドライブ

2013年01月07日

迷惑フィルタ

「迷惑フィルタ」っちゃスゴいですなっ!

『ことごとく』消え去りましたですョ。

◇◇◇

昨秋から年末にかけて、
毎日16億万通ぐらい入ってをった「お尻に火をつける」勘違いメール。

ま、六条家の財産分与わ
王族の私にわ不要ですことよ!

と思う間に
そんな柔な内容を飛び越え、「寂しい人妻」やら「巨乳」をアピールするメール。
アレアレとべっくらするうち
今度わ
スレンダーな美女の「画像」まで。

…ちょと可愛いが。。あ、いやいやいやっ!

『私わ女性で、ストレート』ですけに。

いやそんなコトでわなく。

「メール…ちゃんと届いてマス?」

涙目っぽい文章までご丁寧に。

はたまた「なりすまし」メール。と言うんでしゃうか。

フェイスブックを騙ったものでわ
「○○は、あなたの知り合いで?あれわ、そりともこりわ?」

・・・君に後押しされるイワレわ…断じてない!
(キッパリ)

◇◇◇ 

ちう次第で、それまで「個別」にチマチマと着拒登録をしてをりました私ですが

「追いつかん」!のでした。

「変な」サイトなンて覗いてません!けどねぃ。

で。「一括」爆撃。

「迷惑フィルタ」登録わ役に立つ。
っちうか…

そりから「Eメール」が「入ってきません」。

・・・ふ。

しかし…なンですな。
今わ「line」のやりとりで「ほぼ全て」済みます時代。

つきましてわ…「未読」か「既読」までをも!「管理」される時代です。
ヤレヤレ。

こういう「迷惑」メールもまた、lineやフェイスブックに登録した「産物」なのだろう。
うんうん。

スマホ画面でわ、「アップグレード」できるアプリの「お知らせ」もひっきりなし。

ダウンロードしたアプリなら、やっぱり更新したいのが人情。

つまり。
「いつも追いかけられている」状態。ですかな?

自動更新を選んだら「常に」ランプが点滅。
「今、何かが行われている」

でも「なにが?」
(笑)(笑)

アップグレードせねば、そのアプリをダウンロードした意味がない!
テキ・・・強迫観念

mixiやフェイスブックやlineで、
「常に」監視されとる気がする。

エシュロンに絡め取られた、可愛らすぃ蛾?かしらん。

私の趣味でわ・・・断じてないな。
うんうん。

  


Posted by 花椒 at 20:11Comments(10)

2013年01月06日

贈りビト知らずなバナナパイ

「…誰のんやろかのぉ・・・」

ひねもすのたり、なm爺が

ふと呟きます。

衣擦れの音さえ響く、「沼の底」のやうな本日事務所。

聞こえるは、金魚さま水槽のポンプの音と爺が渋茶を飲む音のみ。

もちろん。その間も電話はがんがん鳴りますが
走り回るのわフェミニンY嬢と私「だけ」ですからにして。

ちょとイジワルな私わ
電話が自分の方に向かわぬやうに願う「けしからぬ」爺の「小細工」を勝手に「解除」して差し上げました。

ふ。

◇◇◇

夕刻です。

m爺わ、小細工を解除された為に仕事をせざるを得ぬ合間

或るお菓子の箱を手にとった。とご想像クダサイ。

「べりべりべり」

受ける電話が「ことごとく」煩わしい内容のもの。で
東奔西走する彼。

にんまり。

なのに、隅っこの方に眠っていたお菓子の箱を目ざとく見つける余裕わ…「翁」ならでは。のものですか?

「バナナパイ…やと。」

ピン。とその言葉に耳がたつ私とY嬢。

で。冒頭のべりべりべり。です。

「はよ食べな、傷むが。」

「あ。」
と声を発するY嬢。
「え。」
と舌なめずりする私。

賞味期限わ3月。
まだまだ…あるがぃ。

「開けたけに。」

晴れ晴れとした爺。

「さ。花椒さん。」

いやいやいや。

「課長、共犯者を求めてをられますね?!」

そんな轍わ踏まんぞ。と。

「食べんの?」

恐らく同じ疑問を「共有」したハズのY嬢が既に!

バナナパイに歯を当てて。

んんむ。
なら。と手にした「門司レトロ」。



・・・ンまいが。

もう。
一蓮托生であります。
ふぅ。
爺の狙うトコロ。

◇◇◇

本日「締め」。

爺のしでかしたミスで、日報が合いません!

明細を眺め、考えあぐねた結果
「発見」いたします。

ね!爺。
何度も伝えられとるやろ?

温和な私が言い含め

ふと見ると・・・

バナナパイを食べとる爺。。

も、えっか。

ふぅ。  


Posted by 花椒 at 20:50Comments(4)

2013年01月05日

初夢

遠くの灯りが時たま、嵐の波しぶきに消えかかった灯台のやうに弱々しくきらめきます。

山を越えているのだらうか、はたまた遮るもののない夜の草原を走っているのか。

時折り過ぎ去る電柱を置いて、列車が進む。

それ以外何も見えぬ闇が広がる窓の向こう。

夜の車窓は、黄色い電灯に照らされた乗客の顔を映します。

ムンクの叫び。みたいな顔やら
疲れた顔やら
または
旅の終わりを知らぬ態ではしゃぐコドモ。

好き勝手な方向に向く座席に座る顔たち。

直角に備え付けられた木の板に、もう背中が馴染む頃

爪で引っ掻いたら、白い線の残るエンジ色のモケットが
足下からの暖房を伝えます。
暑いぐらい。

窓側に座った女は私の旧友アサボンで、私の肩にもたれかかって眠りこけて居る。

向かい合った座席に座り、窓の外を見つめている見知らぬパナマ帽の若年紳士を見るともなく…目をやる私。

「かっこええの・・・」

肩にもたれかかる旧友を、時たま押し返しながら
窓を見るフリをして眺めてをると

「あの・・・すいません。」

少しぽっちゃりとした、礼儀正しさうなご婦人が声をかける。

「トイレはどこでしゃうか?」

なんて無粋な。

憮然として私は窓に映るパナマ帽紳士を盗み見ていると

問われた彼は(なぜか同性の私ではなく、彼に訊く彼女。)

「あぁ♪」
それならね。

まるで、今が永遠の夜などではないかのやうに

明るく軽く答える彼。

「予約・・・とってます?」

ちょと居住まいを正し、あたりをはばかるやうな小声。

「ええ!とっていますとも。」

「正しい」会話を交わしている確固とした「やりとり」に

そんなシステムなど知らぬ私は、肩から膝の上に滑り落ちたアサボンの頭を
少々「邪険」に退け、聞き耳をたてるのです。

先ほどビュッフェでいただいた、うどんの出汁まで無関係に思い出しながら。



この列車では…「トイレが予約制」な・の・か?

◇◇◇

途端に、脳裏を目まぐるしく駆ける「最近出てくるトイレ」。

ヂツワもちろん、最近の「夢」に出てくるトイレ。
と言い換えても良い。

というのは
「いつも同じ」公衆トイレ。だからなンだな。

「狭くて」尚且つ扉が上の方に付いていたり
(しゃがんだら丸見え)

とか、「流すべき穴」がない。とか。

扉を閉めたくても閉められないトイレとか。

すぐにノックが始まって、全然落ち着かないトイレとか。

・・・・・・

そのご婦人は、そんなトイレを「渇望」していた。のだと思う。

そんなトイレ「しか」ないからなのか?

◇◇◇

ここで目が覚めた。

覚めて思った。

「こんな」油断のできぬ「場所」を望んでいたご婦人の

「今の流れ」を知っている風潮と

「そんな」流れを知らずにいた、そして「そんな」トイレは使えぬまま。の私。

きっと

飛び越えねばならぬ。気がしてきた。

「初夢」の強迫観?
(笑)(笑)

見たのわ3日の明け方だから、初夢でもないか。

ふふ。  


Posted by 花椒 at 21:31Comments(6)