2009年11月13日
夜の列車

夜。
眠れない夜。
ふと目が覚めた夜。
ガラスをすりぬけてきた花の香りに気づく夜。
そんな無意識の隙間に
聞こえてくる電車の音。
布団を鼻のところまで上げ
暗闇の中で目を開きます。
心は、夜の電車に飛んでいく。
黄色い照明の下で、青白い顔をした乗客に飛びます。
外ではなく、車内の動かない光景を反射するままの窓に飛びます。
ちろちろと飛び交う街灯に飛び
停車する無人駅のベンチに飛ぶ。
夜のベンチには猫が独り。
無表情の乗客は何も見ていない。
見てはいないけれど…
心の中は
想いでいっぱい。なのかもしれません。
通り過ぎる前に鳴る踏切の音。
カンカンカンと、地面に吸収される音。
停まっては動く。
駅は永遠に続きます。
そんな様々が
夜霧に乗って、
私の布団の中にまで届きます。
私はそれを飲み込んで
眠りながら電車の音を聞いています。

Posted by 花椒 at
21:50
│Comments(2)
2009年11月13日
風に吹かれてルーロー飯
ホントのところ、
今日は事務所で1日を過ごすはずでした。
が…博多女が発熱ダウン。
その穴を埋める為に、チェシャは郊外勤務から駅付近。
私は事務所から郊外へと。
手作りの鎖みたいないれこ細工。笑
突然の郊外勤務地にて
本日は想定外だったのだから
郊外ならいつも行く「逸珈琲」さんではなく
ファミマで買ったお弁当を、初冬からちょいと忘れられた感のある、
あったかい「外」で食べることにしました。

あったかいけど風が強い。
強いけれど、なんだか数ヶ月前の日溜まりを運んでくるような風。
駐車場に停めている車の中に座ります。
半開きにしたドアは、風が吹くたびにゆらゆら。
フロントガラスを通し、
お弁当のセロファンに反射し
ゆらめきながら陽差しは移動します。
はぁむ。
あくびをしてドアを開け
日だまりの中へすべりだした私の前髪を
風が持ち上げます。

今日は事務所で1日を過ごすはずでした。
が…博多女が発熱ダウン。
その穴を埋める為に、チェシャは郊外勤務から駅付近。
私は事務所から郊外へと。
手作りの鎖みたいないれこ細工。笑
突然の郊外勤務地にて
本日は想定外だったのだから
郊外ならいつも行く「逸珈琲」さんではなく
ファミマで買ったお弁当を、初冬からちょいと忘れられた感のある、
あったかい「外」で食べることにしました。

あったかいけど風が強い。
強いけれど、なんだか数ヶ月前の日溜まりを運んでくるような風。
駐車場に停めている車の中に座ります。
半開きにしたドアは、風が吹くたびにゆらゆら。
フロントガラスを通し、
お弁当のセロファンに反射し
ゆらめきながら陽差しは移動します。
はぁむ。
あくびをしてドアを開け
日だまりの中へすべりだした私の前髪を
風が持ち上げます。

Posted by 花椒 at
14:43
│Comments(2)