2020年01月26日

イニシエの坂出港務所を是非此のまま残して!

昔々のお話。

塩業が盛んな頃の坂出のお話です。

わしにもリアルな時代でも、国鉄の列車が坂出を抜けて宇多津にかかると窓の外は真っ暗で

其の向かぅにわ塩田が広がっちょるンぢゃなぁと思うちょったョ。
実際には其の時代に未だ残って居たのかは知らぬが。
( ´,_ゝ`)ふ

今でわ四国随一の水族館が出来る(ちょと行ってミタイ♪)新都市になったネ。

広大な塩田で塩をならすには、かなりの脚力が必要で
其処から世界のオリムピックに出場する選手が生まれた程で。

其ンな産業を興す地域であった此の辺りには

輸送の目的で、大阪商船の航路が出来、港からは坂出駅に繋がる国鉄坂出港線も出来ますぃた。

廃線になったのが瀬戸大橋が掛かるちょい前だというから驚き。

あ、数年前に「しまむら」辺りで名残を発見したのは其~いう歴史ぢゃったのか。
(今はコンクリに覆われちょる)

◇◇◇

其ンな時代。

恐らく背中に担いだ荷物を「うんしょ」っと降ろし
本州に渡る船券を求め

海の気候&波の高さ等を目算する彼らわ、物見遊山の人たちでは無かったことだろう。

此処で、琴平急行線やら参宮鉄道を待つ「旧琴平駅」の客とは
趣を異にする雰囲気。

わしわどっちも好きなのでw
今回は港に想いを寄せるョ。



慌ただすぃく切符売り場に赴く。

一階で買って、三階の畳敷きの広間に赴くのも自由。

車寄せの空間に浮かぶのはメダリオン。



大正浪漫の装飾が美しい。
(造られたのは昭和9年ですが)



ドームには風速計が有ったりして



でも、何でか封鎖さりちょる感。



重い荷物を背負ったわしわ、側面に回るョ。



不思議。



改めて遠景。



◇◇◇

「坂出港は江戸時代より塩の積み出し港として栄え、近代的な商港として発展してきた歴史があり、この建物は昭和9(1934)年に建てられ、港の発展とともに煩雑になる港湾業務に携わってきたと思われる。

『香川県近代化遺産(建造物等)総合調査報告書』によると、

この建物は1階を大阪商船の乗降場として待合室や切符売り場に使用し、2階を港務所として港に関する行政事務の場としていたようだ。3階は畳敷きの休憩室、塔屋は物見台あるいは風速計測室。昭和31年に港務所が移転した後は坂出海上保安署として昭和46年まで使用。」

そっか。
其ぅだった

今は昔。

ちぅワケで
高松港の旧桟橋も(麗しい)撤去された今。

残る戦前の港務所は此処ダケ!ですのョ。
┐(´∀`)┌


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この記事へのコメント
こんな凄い廃墟が坂出に在ったんですなぁ。。。
文化的価値も高そうだけど、
なんや手入れも保護もされてないのかな。。。
良からぬ輩が入り込みそうだし。
つか、中に入ってみたいっすね^^
赤いポストがさらに侘しさを募らせます~。
Posted by ゆらGゆらG at 2020年01月27日 12:51
ゆらGさま☆

ホンマ、ちょっと中を見てみたい気がしますネぃ♪

廃墟マニアにも色々あって、中には良からぬ輩も居るのが現実で…
大変嘆かわしいことです。
(*`Д´)ノ!!!

ただね、此処はガラスも割られてなく静かに優雅に佇んでました。

近代化遺産や土木遺産と分類される処はたいていが侵されてない気がします。
(´▽`)

残してもらいたいなぁ…
Posted by 花椒花椒 at 2020年01月27日 16:53
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