空と海と道路

マスオ達。
どうやらもうじき、会社関係のフリマを控えとるやうです。

で、何やらいっぱいガラクタの整理がヒソヤカに進められとんですが…

◇◇◇

ある日のこと。

アタシゃ、ヒジョ～にデカいブツを見つけておったまげました。

磁石にて、カニ社長のロッカーにくっつけられとるカラフルな巨大ステッカー。

艶々したそりに思わず手を触れ…
美しさにウットリいたします私。

ええがなええがな…っ。

我が社の属する業界ヲタクなら垂涎のシロモノかと。

その「巨大ステッカー」を貼られたロッカーの持ち主であるカニわ…

いつものやうに、せかせかとロッカーを開け閉めしとるんですが…

「邪魔にならんのかぃの？」

いや、その前に。

「存在に気づいとるんか？」

・・・・・・

やはり
目に入っていなかった模様です。

（ん？ん？
いつもより開けにくいねぃっ。）

ぎこちなくロッカーを開ける彼に

マスオは声をかけます。

「社長！
それも売ろうかと思うてマスオ～♪」

「ん？え？あ」
(°□°;)

初めて。やうやく気づく
「目の前の派手はでしぃブツ」。

0.5ナノ秒、考え…
即答えます。

「あ。もったいないや～ん。」

◇◇◇

ここで明かします我が社のヒミツ。

カニわ「稀有なる吝嗇家」につき。

茫洋とした表情、オサレなスーツを着こなす
ぼんぼんオッサン@54歳。
（一昨年ぐらい前デスカ、
風邪ひきさんの彼の為に、薬を会社に届けられた優しそうなお父上が浮かびます。）

そりにも関わらず。
ま、端的に申しますと…
よーするに「ケチ」なんですねぃ。
笑 笑

あの巨大な、時代の置き忘れテキ代物。

功に逸ったマスオが
クモの巣だらけになって探し出した逸物ですが

「一言」で「ボツ」になりました次第。

ケチは出世せんぞ。
笑 笑



昨日作ったコロッケを、
mottainai精神をもち
ブロッコリーと併せてグラタン仕様。

ふ