2010年06月21日

ナポリの夢 ほたるの夢

一匹のほたるが、雨上がりの宵に

舞っていました。

銀色と黄緑と黄色が
小さな層を作る点。


道案内に

灯だけを持ち帰ります。



ある日の私。

仕事を抜け出し、カフェにいます。

林檎の紅茶を
陽炎のように、くゆる陽光の下で楽しむために。

なぜか黒胡椒の入った紅茶を。

その日のカフェは二回目です。

仕事中なのに
金魚柄の浴衣。オレンジ色の帯。

あぁ。戻らなくては。

仕事場のすぐ近くであったはずの
お店のドアから出た私は

そこが小さな半島であることに気づきます。

駅に近いのだけれど、
商業施設とサイロと漁業と町工場のひしめき合う
半島なんです。

浴衣の私は、知らぬ間に遠く離れてしまった半島にある、

そこでは大きな郵便局に入ります。

営業時間が過ぎているのか
窓口にはシャッターが降り

閑散としたロビィに私は

かつての音楽導師を見つけます。

彼は道を教えてくれました。

教えてくれた道が、本当は「逆」ではないのか。
シニカルな彼の特性を踏まえ、考えます。

半島を左まわりに。

浴衣の裾を乱しながら歩む私は、

一角だけ明るい酒場の小径にたどり着きます。

…ここはいつか見た一角。

デジャヴ。

丸い提灯が何個も並び
店先にまで客の溢れる賑やかなお店は…

しかし私の目的地ではない。

いつの間にか
同僚のチェシャ、ぎゅう、元イケメンYやらが同行しており、

皆で道を探すのです。

・・・・・

いつも一人で道を探すのが常なんですが…

なぜかな。

不思議に心強い感覚。
(ワタシデナイヨウナ。笑)




ほたるの灯が見せた

昨夜の夢。

ふぅ

あり合わせの材料にて
懐かしいナポリタンを作ってみました。



ぎゅうのくれたイタリアンパセリを

そっとのせます。




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