空と海と道路

なんだか背筋がピッ。となる味だの…

何かな、なンだか懐かしい。
祖母の家にひっそり佇む、忘れられた箪笥を引き出した時の幼き頃を思い出す。

子供の腰の高さまでの障子戸を開ければ、向こうに一輪の百日草が咲いて居た。

◇◇◇



本日事務所。

出勤前に寄ったローソンにて。

「台湾」という文字と、花火ミタイな図柄にセンチメンタルな想いを抱ぃて求めた。

蓋を開けての第一印象が冒頭の通りで

出来上がりの画像が



結構美味い。

此処で「麺線」の説明。

【台湾の屋台グルメとして人気のメニューのひとつ。細い麺をとろみのあるダシがきいたスープで煮込んだ料理です。】

なるほど確かに素麺ミタイに細い。
其れにトロミ出汁が絡み付いてなかなか…

わし。
美星町の山奥に

毎年、夏休みの度に一人で旅した小学生時代を重ねる。

其処には、真ん中の小さな畑を挟んで
住居の建屋と「藁葺き」の家が建って居った。

盆暮れに、大阪と広島からのおっちゃんおばちゃん達が集まり

一人でフェリーに乗って尾道やら岡山やらに降りる小坊のわしを迎えに来てくれたっけ。

「冒険」の旅に向かうわしわ恐ろすぃくワクワクした毎年。

其ンなわしは
或る日、もう誰も訪れぬ(古いだけで何も無い)「畑の向かうの茅葺き屋根」に侵入。

其の時の「冒険心」。

たった一人で、謎の低い場所に有る障子を開ける。

其の時見つけた百日草の桃色が忘れられぬ。

一人静かに閉めた。

◇◇◇

ざわめいたのが

「カメムシ」。

美味しいな　

…でも何だろ？
カメムシの匂いがする。。。



・・・・・・・・・・

あ



其の途端

全てが消え失せた。
「気付いたかネ？」

気付かずに居らりょうか。


ほんまに再認識する。
やっぱパクチーて…


同時に
祖母の茅葺き屋根が
崩れた時を思い出したョ。

カメムシ。