2016年01月21日

ジッポ

さて。
わしわジッポを手に入れた。



煙草をカァトン買いすりゃ一個付ぃて来る百円ライタァとわ、
全き趣を異にする逸品ぢゃ。

が。
ジッポわオイルと火打ち石で点火する為、此りらの消耗品が要るし
またオイルわ頻繁に充填せねばならぬ。

すぐ点く百円ライタァの方が「遥かに」利便性に優れちょる。
(百均などでわ2個セットで手に入るし。)

◇◇◇

SFにハマっちょった中学生時代。

よくタイムスリップすぃて昔の日本に飛ぶ内容のモノが有ったっけ。

登場するブツの一つに、此の百円ライタァ。ってのが必ず含まれて(笑)

火打ち石すぃか無ぃ時代にわ注目を浴びるワケょ。
其りゃ其ぅだ。

同じく、未開地の例えばアフリカ大陸のどっか?
お土産わ百円ライタァ。
てな小説も数々。

…今も其ンな場所が残っちょるンぢゃらぅか?
( ・_ゝ・)

面白いケド、現代の空港わ通れるンぢゃらぅか。
ふぅ。

◇◇◇

江戸時代に於ぃて。

ご飯を作るのも暖をとるのも、はたまた煙草の葉を詰めたキセルに火を点けるのにも

「火種」が必要ぢゃった。

灰の中に「ひっそり」と納めた火種を
次の日使う時に掘り起こす。

其ンな火種の始末がもたらす火事。が江戸の華であり災いの元でも有ったかと思う。

ならば。
此の時にタイムスリップすぃたら。と妄想。

洒落看板がもてはやさりた時代ぢゃけンな、
わし、燃え盛る「火」を杉の板とかで表現するナ♪

で。謳い文句わ「どんな時にも点きます」。

華美に傾ぃた爛熟期の江戸で、却ってシンプルなデザインわ

受ける。

真鍮の、実直なライタァ。

風が強い時にも点きます。

品名わ「実法」(じっぽう)ょ。

仏教語で言ぅトコロの「永遠不滅」を意味する言葉。


…売れる。

わしちょと江戸時代にいてくる。

◇◇◇

幕末の、市井に紛糾すぃた或る瓦版。
(わしが根回しすぃた)

「弾丸をも止める鉄の火種」。
赤と黒と白の三色刷り。

わ、求める人々で埋まる「勝鬨橋」。
川が開くょ。

幕末に飛ぶ弾丸。

「或る夷敵」ペルリに、其の後生まりる「実法」。
(1933年)

◇◇◇

弾を受け止めたのが…ハイ!

彼の夷敵米国に於ける一兵士の言葉です。

「我がポケットに忍ばせた聖書の裏に「ジッポ」。
此処で止まりました!」

都市伝説とすぃて残って居られるやぅですが「事実」です。


ジッポーわ
或る意味ダンディズムの権化。

そして。「かっこええ点火方法」も数有るライタァですねぇぃ。

わし。勝鬨橋で「老兵士」たちを待ち受ける間

火を点けるジッポー。
知らぬ間に昭和。



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