空と海と道路

今朝未明の「例の」居酒屋。

いつも店内の照明を点けたまま、カウンターに突っ伏して爆睡しちょらりるかの店主ぢゃ。

今日わ「覚醒」しとらりた。
其の上、片手を伸ばしてスマホ画面を見つめとる。
（老眼ぢゃらぅか？）

◇◇◇

風の向きによってわ「潮」の香りも漂う、或る横断歩道。

白み始めた空。

彼わ見つめる。

上海からの便りを。

カシュガルからの旅を終え、超高層マンションに戻ったコイビト。

彼女わ新聞記者なンぢゃきっとね。

ただ「無事」を祈り、アパァトの布団に戻る時間を惜しみ

毎晩客のはけた店内で酔っ払い…眠る。

金が欲しくて働いて～
眠るだけ。

待ち望んだメィルにわ

次の旅程が書かりとる。
カラコルムを越える。

ラクダの背中に凭れて、鈍く月光に光る杯を掲げる写メが添付。

いい事ばかりわ
ありゃしない。

「サンライズ」で　この町についた。

背中まるめて 帰り道。

何も変っちゃいない事に　気がついて。

栗林隧道で　立ち止まる。

◇◇◇

この古びた車わ
ジブリみたいな車わ



心配してンのに

眠れぬ夜のペェジを重ねているのに。

栞を挟む間もなく

此の車わ空を飛べさぅだ。
飛ぶか？

「封印」したパスポォト。

其のまま忘却の彼方に。



忘れてしまおう。

なのに、なぜ汽笛が鳴る。。


金が欲しくて働いて～
眠るだけ

其ンな妄想。

（画像と内容わ、何の根拠も御座いません。ふ）