空と海と道路

ちょいと全身を

「真実の鏡」に写してみた私は…

結果考え込んでしまいました。

「タンクタンクローのようぢゃが…」。

ふとナチュラルに口をついて出たつぶやきに

私は己に問い返します。

タンクタンクロー？



む。
古い。

セピアのリズムにのった私は
立て続けに

「のらくろ」



やら
「ロボット三等兵」を繋ぎ、




一人悦に入ります。

いつの人間だお前わ。
笑 笑

◇◇◇

こりらの漫画は、1930年代に
「少年倶楽部」等で連載されてをりました。

もう既に私は成人であったかの…。
さうに違いない。

◇◇◇

ふるさとである丸亀のある商店街横の、
縦に長い町にて。

ダンスホールから響いてくる低い音楽。

狭苦しい町にひしめく、お寺の読経。

おっしょさん。と呼ばれていただろう三味線の弾き手が爪弾く、夕方に染みる音色。

そんな中で育ちました。

そして、そんなダンスホールの横にアパートを経営する「貸本屋」。

その、乾いた暗渠のやうな貸本屋。

そこで見知った漫画本たちです。

意地悪そうな老婆が睨みをきかせる小さな店に

少女達が我先にと借りる「リボン」「なかよし」「マーガレット」やら「花と夢」やらが並んでをります。

こりら月間のコミックは横目に

私は恐ろしく古い単行本に魅せられたんですねぃ。
ニカワみたいな色に変色したイワクアリゲな本達と共に。

借りる度に、悪魔みたいな老婆が
鉛筆をなめなめ帳面につけていくのです。

時間によっては、夕餉の準備の香りまで伴って。

両親からは、「クダラヌ漫画本を借りるなんて！」
と、無言有言の圧力がありました故

「カクレテ」借りました。
笑 笑

◇◇◇

で。タンクタンクロー。

ダイエットはヒジョ〜に地道ですが、

『スカートのホックが合うようになりましたですよっ！』

冒頭の画像は、
マル○カあんかけ豆腐に
産直アスパラとオクラ・ショウガをトッピング。

タンクタンクローにはなるまいで。
（みんな知らんか。）

笑 笑