2015年06月30日

過去を失った女

ちぃと前のコトぢゃ。

わし。
意を決して「社会保険事務所」ちぅ、堅苦しさぅな名前の処に出向ぃたンょ。

なンかwebニュウスで知った、年金統合(?)のサァビスが六月で打ち切り。テキ情報。

数億万年前からぢゃろか…
「年金特別便」たらゆぅ封書が届け続けらりとったのわ。

日々探険に忙すぃわしわ、あンまり開封もせずに放置。

大体、年末調整「だけでも」
其の時期に慌てて生保のお知らせを探すぐらぃのめんどくさがり。

「年金」がイメィジでけンかったのもあるが、

「打ち切り」といぅ文字が、何やらわしの中枢神経を刺激した。


ひょっとして。

わしの、昔払い続けた「億単位」の科料が「無駄」になるやも知れん!
( ´;゚;∀;゚;)

出ん。と言われて拾数年経つが

年金、出るのか?
出るなら王族のわしも打って出ンとな。

王族とわ言え、日々「傘貼り」で生計を立てとる身。
武士わ食わねど高楊枝。てな言葉も有るが
わしゃ王族。ぢゃけン。武士ちゃうけン。
ふ。



爪の先に灯をともしながら向かった。
(二番丁小学校辺りの交差点で消えさぅになり、竹筒で火を熾こした)

到着。
受付のご婦人が、柔らかく説明。

も、其の時点で「本日の仕事わ終わった!」テキ達成感。
此りで老後も安泰ぢゃ♪

が。
「2つ有る基礎年金番号。
統合されてるとわ思いますが…」

【確かめてクダサイ】。

で。
整理番号札を取る。

取って、免許証更新時を思い出す棚で書類を書き始めるも

「○○番の方~!」

わしの富札。もとい整理札のナンバァぢゃがぃ!
ひぃ( :゚皿゚)

遥か向かぅで、わしに手を「チャッ」と挙げたご婦人を目印に
全速力で走る。

此処で印す。
わしわ、呼ばりたら「即座に」走る習性がある。
(丁推の精神を持つ王族)

「ごめんなさい。慌てさせますぃたネ」

にこやかに微笑む女史が、一番番頭に見えた。

此の一番番頭に

わしの人生を預けやぅ。。

二冊の年金手帳を差し出す。

ヂツワ「統合済」とスタンプを押されちょるので、彼女も余裕ぢゃ。

「はい。オッケィ♪」

念の為…調べてみましゃうネ。
(⬆此処が、案内のご婦人が気掛かりだった処)

すると。
PC の画面を見る彼女の目線が「止まった」。

わしの厚生年金の履歴が、現在の「おちゃらけ会社」のみ!
だったワケょ。

つまり。
「統合」スタンプを押さりるも

自営業(印刷屋)を営ンどった時に代わった「国民年金」のまンまで
「ほったらかし」ぢゃったンね!
( 。゚Д゚。)



此処から始まります「過去の」問診。

彼女の向かう端末にわ…
恐らく、わしの若い頃の履歴が反映さりちょる。

が。
其りを「鵜呑み」にわでけん社会保険事務所の立場。

一から詰問。
(ソフトにね)

で。
「遠い昔」を探るン。

わしからわ見えぬ画面に浮き出た
わしの「過去」。

○○年から○○年の勤め先。

彼女の肩の向かぅを睨み、一つ一つ思い出していく。

嗚呼、此の時代わ名古屋か。

んむ。厚生年金手帳を再発行したのわ京都が本社の彼処か。

わし。
「はぐれ刑事純情派」の

卓上ライトで照らされながら牛丼を食べるンょ。
ふぅ。

「わ、わし其の時わ名古屋のデザイン事務所で」…

「もちょっとはっきり。」

「代表者の名前わ…?○○…?」

途中まで教えてくりるも、75年ほど前に勤めた会社のオーナーを
覚えらりとる方が居ったら

敬意を表したい。
うんうん。

「ほら…○○に続く…」

彼女も必死。
クイズ番組の司会者っぼく「熱く」なる!

「あ~あ~、・・・○○?」

「惜しい!」
(地団駄を践む彼女の優しさ)に

一緒に笑う。
( *´艸`)



はい。
やぅやく「一つ」にまとまりますぃた年金手帳デス♪

最後に。

「今回の情報流出」について、用意さりちょった広報紙を前に

真面目で殊勝なコトワリを
伝えてくれますぃた。

でもわし。
年金なンぞを待ちたくなぃ王族デス!
( ´⊇`)

其ンな本日の「おにぎり」♪




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