空と海と道路

あんた、えらいきれいな声でさえずっとるがな。

澄みきった、ピュアな声やな。



カラスの足跡（私の目尻でわ決してない。）を、赤い脳天気なひさし越しに見るンもええけど



その早朝の空気を、一直線に切るやうな歌も聴けるのわ・・・
郊外勤務地での楽しみなンやで？

見とるうちにホラ、高架に飛び去ったけど

また聴かせてな。

◇◇◇

本日郊外勤務地。

まだ真っ暗な空から、薄紅の空に変わる頃。

そういえば。
ここにわ私の「お絵描き」フォルダが残っとることを思い出しました。

ヒマな時を見計らって、画面を替え
新規のページにマウスで描きぐりました、お尻の丸い名前を知らぬ鳥。

見つめていると飛び去った高架のこの箇所わ…確か春先にツバメが巣を作る場所。
仕事場にも響く透明な歌声の中、

昔描いて保存していた「マウス絵」を眺めます。



「if」なンてのもあったな。



「もし」○○○○○○○なら・・・
なンて夢想したのもこの頃だっけ。

セルロイド。のある種の「透過性」と「懐古」を見いだして…ココロが躍ったな。
(*^^*)

あ？
こりわ何だ。



カニじゃん。

◇◇◇

本日郊外から事務所に帰って、尚もこき使われる私。

マスオと獣の阿鼻叫喚のうち、ファナテックSが出番を控え
カニが「無意味」に駆け回る事務所。

お客様の電話をとった私のすぐ前で
「いて！」

無意味に走るカニが、何かにけつまづいた様子。
（よくいろんなモノにけつまづきます。）

電話中なので、笑うコトわできません！
「・・・ぶ。失礼いたしました。」

きっと「痛い」まま、カニわ走り去ります。
やれやれ。

そんな中、マスオわクールに。
獣わうるさく。

ファナテックSは、私と共に「雨に唄えば」を
見えないアンブレラを手にして踊ります。

ふ、ふ～んふふふん♪

なンだか「坩堝」。
ロマンティックな事務所の坩堝。



ふ、ふぅんふふふふん。

冬至は明日ですか？

夜と昼が覆りますか？

ふ。