空と海と道路

私の上を通り過ぎていったの・・・。

カラン。
（白いレェスのカーテンが揺れる出窓で、手に持ったグラスの氷があやなす物憂げなプリズム。）

ふ。
過去は過去。

「いいのよ。」
（えんで。でわなく）

振り切るように前髪をかきあげる。

◇◇◇

先日、郊外勤務地に忘れて帰った「1シートのシール」。

サボって遊ぼうと計画して持参したこりわ、
小さなスイーツがいっぱいある、ぷにぷにした立体シールでした。

ロールケェキやらロリポップがてんこ盛りの「可愛ゆらすぃ」ものです。

「100均の。」
ふ。

が、思いのほか忙しく
私わかのシートを奥の方にたてかけたまま忘れて帰った。とご想像願いたい。

ま、そのままにしておいても
翌日郊外勤務地に現れるチェシャが気づいて持って帰って引き出しに入れてくれるに違いない。
うんうん。

と、タカをくくって35年。

そのうち（てか、すぐ）忘却の彼方。

或る日、チェシャとの会話で「ふと」思い出した忘れ物。

「そ～いえば…かわゆらすぃシール買うたンやけどね。
どっかいったわで。」

え(ﾟДﾟ;)
「あり、花椒ｻﾝのやったンっ！？」

途端に慌てる彼女。

なにやら不穏な響きを感じます。

「あ？私のなンね。」
（ちょと照れながら）

聞けば
こんな可愛いシールをもっているのわ同僚ベティ「だけ」なハズ。
だから、彼女に持って帰ってあげなければ。

問われたベティも、可愛いグッズをたくさん集めてをる「文具フェチ」ですから
「たくさんありすぎて把握できてないカモ～」
との返答ですから

数日間彼女の引き出しに眠ってをったワケですねぃ。

私わ私で、また100均で探そ♪的な本日事務所にて
かのシールが戻ってきたシダイに目を丸くします。

チェシャ・ベティ一様の答えが

「花椒ｻﾝが、あんな可愛いシールを持っているとわ考えてなかった。」
でした。ふぅ。
(-_-#)

あ、そですか。
言い得て妙。

◇◇◇

ちうワケで、思いがけなく手元に帰ってきたシール。

なにげに慌ただしい本日事務所の最後にて。

閉店大売り出し。な気分。

手始めに獣のアロマ卓上扇風機にぺた。
「殺すぞ。」
獣の一言にも負けず

留守宅のフェミニンY嬢のPCにぺたり。

やはり留守宅のマスオPCにぺたり。
（ヤツわ高松運転所の鉄道まつり。）

社長のマウスに貼る時にわさすがに緊張しましたが
「椅子の上に裏返しに置け」と言う獣の案も鑑み

次わポーカーフェイス中野のモニターに貼ろうといざりより
「貼る場所はない。」と言う言葉も無視してぺたり。

ふぅ。
「やっりゃげた」感ひとしきり。

◇◇◇

しかし。

思うンです。

「可愛い」シールを忘れたのが「私」だとわ「だぁれも」気づかんかったンね。

・・・・・・・・・

えんで。

昨日作った「カリフラワーとラディッシュのサラダ」。



リンゴ酢でビクルス風に仕立てたものわ
漬かっているうちに「ピンク」に染まるだろうと目論見。

こんな乙女なサラダを作る私「な・の・に」。

可哀想です。



えんで。。。