空と海と道路

出勤途中、今日わたくさんの学童をあちこちで見ましたョ。

夏休み終わり直前の登校日だったンでしゃうか。

・・・もうすぐ新学期やのに。

「学校も、ちと待ってやれよ。」
ふぅ。

そんな彼らを見るに…心なしか「重い荷物を肩から下ろしたやうな」
晴れ晴れしい顔をしとります。

が

も少しマクロにしてみると

「やっつけ仕事を試みた後の、深い疲労」に「シワ」が刻み込まれてをります。

やれやれ。
この登校日は恐らく。

「宿題の提出日」だったのでわないでしゃうか。

◇◇◇

「自由研究」と「ポスター」と「読書感想文」。

こりがネックです。

私。締め切りに間に合ったことがありません。

ヒジョ～に手間がかかる上に、興味がそそられない。
課題図書なンてツマラナイものばかりだし、奇を衒ってチェーホフなンかを選んでも(もちろん児童向け)
そりで何に感動したのかが表現できません。

よって、無難な図書の「あとがき」を丸写しにしたり。

自由研究に至ってわ
「毎年使い回し」の『大豆の発芽』。
(そして毎年、瓶の中で腐ります。)

ポスターなど、必要ですか？
「ぞろな」私、絵の具自体を教室に忘れたまま夏休みに突入しとりますから

家にふんだんにある上質紙(印刷屋なもので)に、やっぱり家に転がっているカット集から図柄をコピーし、
絵の具がないのでマッキーで描きなぐりました。

そりが8月31～9月1日にかけての夜を徹し・・・
たら、提出日に間に合いますよね？

実際は

新学期が始まって数日後の「展示会」ギリギリ。
(笑)(笑)

大豆の「研究」など、毎年繰り返しとりますから
頭に入ってをるンです。

模造紙に、きれいな色紙で折った朝顔が「日毎」に増えていく様を奏でている級友の発表に感嘆のため息を漏らし

蝉やコガネムシの「標本」を見ては「同情の意を」禁じえず

展示教室の片隅に置かれた、使い回しの「貝殻を貼り付けた」小函に付けられた己の名札にまた嘆息。

◇◇◇

そんな本日駅付近遅出。

帰った事務所にわ、もはや「お一人様宿直」に慣れた
ポーカーフェイス中野が居ました。

「ごんぎつね」。

泣きましたでしゃう？
私は泣きました。

「恐らく」。
「本を読み始めて・・・『初めて』泣く本。でわないですかね？」

まことに。
「勘違い」が産む、しかし生活がかかった猟師。

すべての後で生まれる切なさ。哀しさ。

ひとしきり二人で「遠い目」。

私わ、「ごんぎつね」を課題に
読書感想文を書いたことがなかったな。。

そんな本日。

駅前広場でわ

「カオナシ」さんが、やるせない調べを奏でてをられました。



ありがとう。